特許
J-GLOBAL ID:200903024480519029

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-025652
公開番号(公開出願番号):特開平7-233743
出願日: 1994年02月23日
公開日(公表日): 1995年09月05日
要約:
【要約】【目的】可変バルブタイミング機構(VVT)を搭載した内燃機関において、ピストンのバルブリセス部を浅くし、ピストンの剛性低下や燃焼性悪化を防止する。【構成】バルブタイミング制御装置はVVT46、クランク角センサ41、カム角センサ42及び電子制御装置(ECU )91を備える。ECU91は両センサ41,42 の検出信号に基づき、吸気バルブ11の開閉タイミングとして、クランクシャフト7 に対する吸気側カムシャフト13の回転位相の変化量(変位角)を算出する。ECU91はエンジン1 の始動時にカムシャフト13の目標変位角と実際の変位角との偏差(ずれ)を求める。偏差が許容値よりも大きいと、ECU91は吸気バルブ11とピストン5 とが接触する場合に比べ、吸気バルブ11がピストン5 側へ最大量変位する際のクランク角と、ピストン5 が吸気バルブ11側へ最大量変位する際のクランク角との角度差が大きくなるようにVVT46を駆動制御する。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトの回転にともない作動し、燃焼室に連通する吸気通路及び排気通路を開閉する吸気バルブ及び排気バルブと、前記燃焼室に連通するシリンダ内をクランクシャフトの回転にともない往復動し、自身の頂部には前記吸気バルブ及び排気バルブとの干渉を防止するためのバルブリセス部を有するピストンと、前記クランクシャフトの回転にともない変化するクランク角に対する、少なくとも一方のバルブの開閉タイミングを所定の角度範囲内で変更するための可変バルブタイミング機構と、前記可変バルブタイミング機構が設けられた側のバルブの開閉タイミングを検出するタイミング検出手段と、前記内燃機関の始動時を含む運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段による運転状態に応じたバルブの目標開閉タイミングを算出する目標タイミング算出手段と、前記タイミング検出手段による開閉タイミングを前記目標タイミング算出手段による目標開閉タイミングに近づけるべく前記可変バルブタイミング機構を駆動制御する制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記運転状態検出手段により内燃機関の始動状態が検出されたとき、目標タイミング算出手段による目標開閉タイミングと、前記タイミング検出手段による開閉タイミングとの偏差を求める偏差算出手段と、前記偏差算出手段による偏差が予め設定された許容値より大きいときには、前記バルブがピストン側へ最大量変位する際のクランク角と、ピストンがバルブ側へ最大量変位する際のクランク角との角度差が、バルブ及びピストンの干渉時の角度差よりも大きくなるように、目標タイミング算出手段の目標開閉タイミングを強制的に変更する目標タイミング変更手段とを設けた内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (3件):
F02D 13/02 ,  F01L 1/34 ,  F01L 1/46

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