特許
J-GLOBAL ID:200903024481233447

鉄道車両用ブレーキ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 梶 良之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-085576
公開番号(公開出願番号):特開平7-274307
出願日: 1994年03月30日
公開日(公表日): 1995年10月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 電動機毎、電動機群毎の個別制御方式電気車において、補足流体ブレーキ系の軸又は台車単位での制御を、簡単な構成で可能にする。【構成】 補足流体ブレーキ力制御部201は、ブレーキ力指令信号FF 、FR に対し、主制御装置200より各軸単位又は台車単位でフィードバックされる実電気ブレーキ力信号GF 、GR の不足分を各軸又は台車単位で演算し個別補足流体ブレーキ力指令信号36、37として出力する補足流体ブレーキ力演算部5と、この指令信号のうち高位の信号を選択して補足流体ブレーキ力指令信号38として電気流体変換部26に出力する高位優先部20と、台車毎又は各軸毎のブレーキシリンダ圧力のフィードバック信号42、43とこの信号42、43に対応する個別補足流体ブレーキ力指令信号との過不足差を電気指令信号47、48としてブレーキ力調整手段29、30に出力し制御する指令部21、22とを有している。
請求項(抜粋):
ブレーキ指令に応荷重部からの応荷重信号を加味してブレーキ力指令信号を出力するブレーキ力指令部と、このブレーキ力指令信号に基づいて電気ブレーキ力を発生させる主制御装置と、前記ブレーキ力指令信号に対する実際の電気ブレーキ力の不足分を演算して補足流体ブレーキ力指令信号を出力する補足流体ブレーキ力制御部と、該補足流体ブレーキ力指令信号が入力される補足流体ブレーキ装置とを有し、前記主制御装置は、電動機を各軸又は台車単位に制御し、前記補足流体ブレーキ装置は、補足流体ブレーキ力指令信号に基づき流体ブレーキ力を出力する電気流体変換部と、各軸又は台車毎に設けられ、車輪の滑走検知信号に基づきブレーキシリンダに供給される前記電気流体変換部からの圧力流体を排出、保持又は連通の3位置に切り換わって制御する滑走防止弁とを有している鉄道車両用ブレーキ制御装置において、前記補足流体ブレーキ力制御部は、各軸単位又は台車単位に分配されたブレーキ力指令信号に対し、主制御装置より各軸単位又は台車単位でフィードバックされる実電気ブレーキ力信号の不足分を各軸又は台車単位で演算し個別補足流体ブレーキ力指令信号として出力する補足流体ブレーキ力演算部と、この個別補足流体ブレーキ力指令信号に基づいて前記電気流体変換部に補足流体ブレーキ力指令信号を出力し且つ前記滑走防止弁に電気指令信号を出力して各軸毎又は台車毎の補足流体ブレーキ力を制御する補足流体ブレーキ力調整部とを有し、この補足流体ブレーキ力調整部は、前記個別補足流体ブレーキ力指令信号のうち高位の信号を選択して補足流体ブレーキ力指令信号として電気流体変換部に出力する高位優先部と、台車毎又は各軸毎のブレーキシリンダ圧力を空電変換したフィードバック信号とこの信号に対応する個別補足流体ブレーキ力指令信号との過不足差を電気指令信号として滑走防止弁に出力する指令部とを有していることを特徴とする鉄道車両用ブレーキ制御装置。

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