特許
J-GLOBAL ID:200903024485355105
耐食性、特に耐一様腐食性と耐水素吸収性に優れたジルコニウム合金系原子炉炉心内構造材の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 正年 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-023083
公開番号(公開出願番号):特開平9-272959
出願日: 1997年01月23日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】 従来より高燃焼度および長期使用において充分な耐食性を持つ、特に耐一様腐食性および耐水素吸収性に優れたジルコニウム合金系原子炉炉心内構造材の製造方法を提供する。【解決手段】 Sn;0.8〜 1.6wt%,Fe;0.19 〜0.45wt%,Cr;0.05 〜0.15wt%,Ni;0.04 〜0.10wt% および濃度60〜200ppmの不純物Siを含み、残部はZrからなるように調節したジルコニウム合金を溶製して鋳片とした後β焼入れ処理を施し、材料への総入熱量ΣAiが 1×10-19 〜 1×10-17 の範囲内に納まるように圧延及び焼鈍処理を施す。或は、Sn;1.2〜 1.6wt%,Fe;0.19 〜0.45wt%,Cr;0.05 〜0.15wt%,Ni;0.01 〜0.06wt%,および濃度120ppm以下の不純物Siを含み、残部はZrからなり、且つ0.30≦Fe+Cr+Ni≦0.52wt% を満足するように調節したジルコニウム合金を溶製して鋳片とした後β焼入れ処理を施し、材料への総入熱量ΣAiが 1×10-19 〜 1×10-17の範囲内に納まるように圧延及び焼鈍処理を施す。
請求項(抜粋):
錫(Sn);0.8〜1.6wt%,鉄(Fe);0.19〜0.45wt%,クロム(Cr);0.05〜0.15wt%,ニッケル(Ni);0.04〜0.10wt%および濃度60〜200ppmの不純物けい素(Si)を含み、残部はジルコニウム(Zr)からなるように調節したジルコニウム合金を溶製して鋳片としたのちβ焼入れ処理を施し、その後、下式で表される材料への総入熱量ΣAi が1×10-19 〜1×10-17 の範囲内に納まるように圧延および焼鈍処理を施すことを特徴とする耐食性、特に耐一様腐食性と耐水素吸収性に優れたジルコニウム合金系原子炉炉心内構造材の製造方法。ΣAi =Σti ・exp(-Q/RTi )ti :β焼入れ後のi番目熱処理工程における処理時間(時間)Ti :工程iの処理温度(K)Q:活性化エネルギーR:気体定数Q/R:40000
IPC (3件):
C22F 1/18
, C22C 16/00
, G21D 1/00
FI (3件):
C22F 1/18 E
, C22C 16/00
, G21D 1/00 W
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