特許

J-GLOBAL ID：200903024503042268

異層表面調質焼結合金及びその製造方法

発明者： 小林 正樹 ,  高橋 敏明 ,  須崎 正行
出願人/特許権者： 東芝タンガロイ株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-352799
公開番号（公開出願番号）：特開平5-171335
出願日： 1991年12月16日
公開日（公表日）： 1993年07月09日
要約：

【要約】【目的】 切削工具又は耐摩耗工具等の工具材料は、工具のそれぞれの表面において、要求される材料特性が異なっている。本発明は、これを満足させるようにしたもので、具体的には、焼結合金のそれぞれの表面に、その表面に必要な合金特性を発揮できるような表面層とした異層表面調質焼結合金の提供を目的とする。【構成】 焼結合金の少なくとも2つの表面におけるそれぞれの表面から0.1〜5mm内部までのそれぞれの表面層は、Cr,Mo,V,Ta,Al,Zr,Nb,Hf,W,Si,B,P,C,Nの中の少なくとも1種の拡散元素が表面から内部に向って漸次減少し、かつ該焼結合金の少なくとも2つの表面におけるそれぞれの表面層には、該拡散元素の中の少なくとも1種の異なった該拡散元素が存在していることを特徴とする。【効果】 焼結合金のそれぞれの表面層が最適な合金特性となるように構成されるために、寿命が顕著に向上するという効果がある。

請求項（抜粋）：

鉄族金属を主成分とする結合相1〜25体積%と、残り周期律表の4a,5a,6a族金族の炭化物,窒化物及びこれらの相互固溶体の中の少なくとも1種の硬質相と不可避不純物とからなる焼結合金において、該焼結合金の少なくとも2つの表面におけるそれぞれの表面から0.1〜5mm内部までのそれぞれの表面層は、Cr,Mo,V,Ta,Al,Zr,Nb,Hf,W,Si,B,P,C,Nの中の少なくとも1種の拡散元素が表面から内部に向って漸次減少し、かつ該焼結合金の少なくとも2つの表面におけるそれぞれの表面層には、該拡散元素の中の少なくとも1種の異なった該拡散元素が存在していることを特徴とする異層表面調質焼結合金。

IPC (5件)：

C22C 29/02 ,  B22F 3/24 ,  B22F 7/00 ,  C22C 1/05 ,  C22C 29/16

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 特開昭52-107242
  
• 特開昭52-107242
  
• 特開平3-146668
  
• 特開平3-146668