特許
J-GLOBAL ID:200903024506867357

液体封入式エンジンマウント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-138386
公開番号(公開出願番号):特開平6-346942
出願日: 1993年06月10日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【目的】 低周波振動に対しては仕切体を位置固定してオリフィスによる減衰を図り、高周波振動に対しては特別な駆動手段を設けることなく上記仕切体を容易に相対変位させて液圧制御による動ばねジャンプ防止を図る。加えて、仕切体の相対変位のために必要とするエネルギーの低減化を図る。【構成】 支持筒体10の上端部と取付部材3とを弾性支承体4で連結する。支持筒体の下部内周面にダイヤフラム5を固定して弾性支承体との間に液室12を形成する。液室を仕切体6により受圧室13と平衡室14とに仕切り、仕切体に両室を連通するオリフィス7を形成する。仕切体を、それぞれ予圧縮状態とした第1弾性部材8と第2弾性部材9とで上下から挟んで弾性支持し、かつ、第2弾性部材のばね定数を第1弾性部材より小さくする。加えて、仕切体を強制加振する駆動手段を設けてもよい。
請求項(抜粋):
一側端部を振動発生源側に、他側端部を振動受部側にそれぞれ向けて配置される支持筒体と、この支持筒体の上記一側端部側に配置されて上記振動発生源側に連結される取付部材と、この取付部材と上記支持筒体の一側端部とを互いに連結する環状の弾性支承体と、上記支持筒体の内周面に連結されて上記弾性支承体との間に液体が封入された液室を形成する弾性隔壁部材と、上記液室を上記弾性支承体側の受圧室と上記弾性隔壁部材側の平衡室とに仕切る仕切体と、上記仕切体に形成されて上記受圧室と平衡室とを互いに連通するオリフィスとを備えており、上記仕切体は、この仕切体を振動入力方向両側から挟む互いに独立した一対の弾性部材を介して上記支持筒体に支持され、上記一対の弾性部材は、上記仕切体に向けて振動入力方向両側から圧縮復元力を作用させるよう予圧縮された状態でそれぞれ介装されていることを特徴とする液体封入式エンジンマウント。

前のページに戻る