特許
J-GLOBAL ID:200903024569899682

プロセッサのカスタム動作のための方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 沢田 雅男
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-511281
公開番号(公開出願番号):特表平10-512988
出願日: 1996年08月30日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】カスタム動作は、マルチメディア機能を有する機能を実施するための処理システムに使用できる。これらカスタム動作は、特別な目的のためにある、すなわち低いコスト及び少ないチップ数の利益と通常の目的であるプロセッサの再プログラム能力の利益とを維持しながら、PCシステムのようなシステムが実時間マルチメディア能力を供給できるようにする。これらのカスタム動作は、オペランドデータを持つ入力データを供給し、結果データを宛先レジスタへ供給するコンピュータシステムで機能する。実施される動作は、クリップ及びサチュレーション動作を含む音声及びビデオ処理を含む。本発明はまた、入力レジスタからの選択オペランドデータでパラレルの動作を実施し、前記宛先レジスタに結果を記憶する。
請求項(抜粋):
1 Mビットを有し、このMビットのうちのMより小さいNビットを有するオペランドデータを持つ、入力データを入力する入力レジスタと、命令セットの命令制御の下、前記入力データの前記オペランドデータで多数の動作Qをパラレルに実施し、Nビットの結果データを作るためのプロセッサと、Mビットの一つの出力として結果データのQグループを記憶するための宛先レジスタとを有することを特徴とするコンピュータシステム。2 少なくとも二つのMより小さいNビットを有するオペランドデータを各々有するMビットの入力データを供給するための入力レジスタと、前記入力データのオペランドデータの選択されたセットに対してパラレルにNビットの結果データを各々作るグループの動作を実施するための特別目的プロセッサであって、命令セットの命令に応じて実施するプロセッサと、Mビットの一つの出力としてNビットの前記結果データを記憶するための、Mビットを有する宛先レジスタとを有することを特徴とするコンピュータシステム。3 Mビットの関連入力レジスタの入力データ各々がNビットの第1オペランドデータとNビットの第2オペランドデータとを有し、前記プロセッサが、Nビットの第1結果を作るために第1入力データの第1オペランドデータを第2入力データの第1オペランドデータに加え、Nビットの第2結果を作るために第1入力データの第2オペランドデータを第2入力データの第2オペランドデータに加えるための手段と、各当該結果を特定の範囲にクリップして、Nビットにそれぞれクリップされた結果を作るための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記それぞれクリップされた結果を一緒に記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。4 Mビットの前記入力データ各々がNビットの2つのオペランドデータを有し、前記プロセッサが、各オペランドデータの絶対値を計算し、各計算が各Nビットの絶対値を作るための手段と、クリップされたNビットの結果をそれぞれ作るために、各絶対値を特定の範囲にクリップするための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記それぞれクリップされた結果を一緒に記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。5 Mビットの前記入力データがNビットを有する第1オペランドデータとNビットを有する第2オペランドデータとを有し、前記プロセッサが、Nビットの第1の積を作るために、第1入力データの第1オペランドデータを第2入力データの第1オペランドと乗算し、Nビットの第2の積を作るために、第1入力データの第2オペランドデータを第2入力データの第2オペランドデータと乗算する手段と、Nビットのそれぞれクリップされた結果を作るために、各前記積を特定の範囲にクリップするための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記それぞれクリップされた結果を一緒に記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。6 Mビットの前記入力データがNビットを有する第1オペランドデータとNビットを有する第2オペランドデータとを有し、前記プロセッサが、Nビットの第1の差を作るために、第1入力データの第1オペランドデータを第2入力データの第1オペランドから減算し、Nビットの第2の差を作るために、第1入力データの第2オペランドデータを第2入力データの第2オペランドから減算する手段と、Nビットのそれぞれクリップされた結果を作るために、第1の差及び第2の差を特定の範囲にクリップするための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記それぞれクリップされた結果を一緒に記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。7 Mビットの前記入力データがそれぞれNビットの少なくともPが2であるP個のオペランドデータを有し、前記プロセッサが、前記P個のオペランドデータのオペランドデータそれぞれに対して、第1入力データの各オペランドデータを第2入力データの各オペランドデータに加え、各加算がNビットの各和を作るための手段と、それぞれの和を特定の範囲にクリップして、NビットのP個の各クリップされた結果を作るための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記P個のそれぞれクリップされた結果を記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。8 Mビットの前記入力データがそれぞれNビットの少なくともPが2であるP個のオペランドデータを有し、前記プロセッサが、前記P個のオペランドデータのオペランドデータそれぞれに対して、第1入力データの各オペランドデータを第2入力データの各オペランドデータから減算し、各減算がNビットの各差を作るための手段と、それぞれの差を特定の範囲にクリップして、NビットのP個の各クリップされた結果を作るための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記P個のそれぞれクリップされた結果を記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。9 Mビットの前記入力データがそれぞれNビットの少なくともPが2であるP個のオペランドデータを有し、前記プロセッサが、前記P個のオペランドデータのオペランドデータそれぞれに対して、第1入力データの各オペランドデータと第2入力データの各オペランドデータとを乗算し、各乗算がNビットの各積を作るための手段と、それぞれの積を特定の範囲にクリップして、NビットのP個の各クリップされた結果を作るための手段とを有し、前記宛先レジスタが前記P個のそれぞれクリップされた結果を記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。10 Mビットの前記入力データがそれぞれNビットの少なくともPが2であるP個のオペランドデータを有し、前記プロセッサが、前記P個のオペランドデータのオペランドデータそれぞれに対して、第1入力データの各オペランドデータと第2入力データの各オペランドデータとの各平均を計算し、各計算がNビットの各平均を作るための手段を有し、前記宛先レジスタが前記P個のそれぞれの平均を記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。11 Mビットの前記入力データがそれぞれNビットの少なくともPが2であるP個のオペランドデータを有し、前記プロセッサが、前記P個のオペランドデータのオペランドデータそれぞれに対して、第1入力データの各オペランドデータと第2入力データの各オペランドデータとを乗算し、各乗算が2*Nビットの各積を作るための手段を有し、前記宛先レジスタが各中間データを形成するために各積の合計Nビットである選択されたビットを検索し、Mビットである宛先レジスタの前記P個の各中間データを記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。12 Mビットの入力データを供給する入力レジスタと、P個の入力データのために前記入力データのMより小さいNビットデータを検索するためのプロセッサと、前記P個の入力データの各検索されたNビットデータを記憶するための宛先レジスタとを有することを特徴とするコンピュータシステム。13 Mビットの入力データを供給する入力レジスタと、P個の入力データのために前記入力データのMより小さいNビットデータを検索するためのプロセッサとを有し、前記プロセッサが宛先レジスタの前記P個の入力データの前記各検索されたNビットデータをパックするための手段を有することを特徴とする請求項12に記載のコンピュータシステム。14 Pが2であり、NがMの半分であり、前記プロセッサが前記入力データの最大ビット又は前記入力データの最小ビットの一つを検索することを特徴とする請求項12に記載のコンピュータシステム。15 第1及び第2入力データが供給され、前記プロセッサが、各入力データの最大ビット(msb)を検索し、各最大ビットが前記最大ビットの最大ビット(mmsb)として及び前記最大ビットの最小ビット(lmsb)として供給され、パックするための前記手段が、宛先レジスタの最大ビットとして第1入力データの前記最大ビット(mmsb)の最大ビットをパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの次の最大ビットとして第2入力データの前記最大ビット(mmsb)の最大ビットをパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの最小ビットとして第2入力データの前記最大ビツト(lmsb)の最小ビットをパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの次の最小ビットとして第1入力データの前記最大ビット(lmsb)の最小ビットをパックすることを特徴とする請求項12に記載のコンピュータシステム。16 第1及び第2入力データが供給され、前記プロセッサが、各入力データの最小ビット(lsb)を検索し、各最小ビットが前記最小ビットの最大ビット(mlsb)として及び前記最小ビットの最小ビット(llsb)として供給され、パックするための前記手段が、宛先レジスタの最大ビットとして第1入力データの前記最小ビット(mlsb)の最大ビットをパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの次の最大ビットとして第2入力データの前記最小ビット(mlsb)の最大ビットをパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの最小ビットとして第2入力データの前記最小ビット(llsb)の最小ビットをパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの次の最小ビットとして第1入力データの前記最小ビット(llsb)の最小ビットをパックすることを特徴とする請求項12に記載のコンピュータシステム。17 第1及び第2入力データが供給され、前記プロセッサが、各入力データの最小ビット(lsb)を検索し、パックするための前記手段が、宛先レジスタの最小ビットとして第2入力データの前記最小ビット(lsb)をパックし、パックするための前記手段が、前記宛先レジスタの次の最小ビットとして第1入力データの前記最小ビット(lsb)をパックし、パックするための前記手段が、あらかじめ特定されたビット値を持つ前記宛先レジスタの最大ビットをパックすることを特徴とする請求項12に記載のコンピュータシステム。18 多数のM以下のNビットを有するオペランドデータQを有するMビットの入力データを入力するための入力レジスタと、選択されたオペランドデータでパラレルにグループ動作を実施し実施された各グループ動作に対してNビットを有する各結果データを作る前記入力データを処理するためのプロセッサと、Mビットを有する出力データとしてQ個の結果データを記憶するための宛先レジスタとを有することを特徴とするコンピュータシステム。19 前記処理が音声処理及びビデオ処理の少なくとも一つであることを特徴とする請求項18に記載のコンピュータシステム。20 前記コンピュータシステムが半導体基板上に集積されていることを特徴とする請求項18に記載のコンピュータシステム。21 オペランドデータを有する入力データを供給するための入力レジスタと、前記オペランドデータでクリップ機能を有する多くの動作を実施するための結果データを作るプロセッサと、前記結果データの選択されたデータを記憶するための宛先レジスタとを有することを特徴とするコンピュータシステム。22 各入力データが少なくとも2個のオペランドデータを有し、前記プロセッサが命令セットの命令に応答してパラレルにクリップ機能を含んで結果データを作る選択された動作を実施することを特徴とする請求項21に記載のコンピュータシステム。23 連続するマルチのオペランドを記憶するための複数の入力レジスタと、前記入力レジスタからの前記オペランドを入力し、命令に応じて前記オペランドの特定のオペランドでパラレルに動作の組を実施するための処理手段であって、前記動作がシングルオペランドで実施される第1動作を含み、実施される第2動作がマルチのオペランドを使用し、各動作は結果データを作り、動作の各組は少なくとも一つの動作を有して各出力データを作る前記処理手段と、前記各出力データを一緒に記憶するための前記処理手段と結合される宛先レジスタとを有することを特徴とするコンピュータシステム。24 信号データを処理するための信号処理システムであって、前記信号データを記憶し供給するための少なくとも一つの入力レジスタと、前記プロセッサに直接結果データを作るために少なくとも一つの動作を実施させる命令制御の下、宛先レジスタに結果を供給する前に前記信号データで実施される動作のこの結果をクリップするための少なくとも一つの命令を有するハードウェアで利用可能な複数の命令を実施するためのプロセッサとを有することを特徴とする信号処理システム。25 前記コンピュータシステムが半導体基板上に集積されていることを特徴とする請求項24に記載のコンピュータシステム。
IPC (2件):
G06F 9/38 370 ,  G06F 7/00
FI (3件):
G06F 9/38 370 X ,  G06F 9/38 370 C ,  G06F 7/00 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
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