特許
J-GLOBAL ID:200903024583386760

酢酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浜田 治雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-131940
公開番号(公開出願番号):特開平6-040999
出願日: 1993年06月02日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【目的】ロジウム・カルボニル化触媒、ヨウ化メチルおよびヨウ化物塩安定剤の存在下でメタノールのカルボニル化により酢酸を製造する方法を提供する。【構成】液体反応組成物中に約10重量%までの水分の一定濃度および少なくとも2重量%の酢酸メチル濃度を保持すること、並びに液体反応組成物をフラッシュ領域に送り、生成した蒸気区分を単蒸留塔に送って、そこから酢酸を取出すことによって、酢酸を回収することを特徴とする。
請求項(抜粋):
酢酸を製造する方法において、その方法が次の工程:(a)メタノールと一酸化炭素を、本方法の過程の間、(i)ロジウム・カルボニル化触媒、(ii)ヨウ化メチル、(iii)反応組成物に可溶性のヨウ化物塩からなるカルボニル化触媒安定剤、(iv)約10重量%までの濃度の一定量の水分、(v)少なくとも2重量%の濃度の酢酸メチル、(vi)酢酸、からなる液体反応組成物を保持するカルボニル化領域に供給する工程;(b)液体反応組成物を反応槽から取出し、それを加熱または加熱なしでフラッシュ領域に導入して、フラッシュ領域供給物からの約8重量%までの水分、酢酸生産物、プロピオン酸副産物および大部分の酢酸メチルとヨウ化メチルからなる蒸気区分、並びにフラッシュ領域供給物からの不揮発性ロジウム触媒、不揮発性触媒安定剤、酢酸、水分および残余の酢酸メチル、ヨウ化メチルとプロピオン酸副産物からなる液体区分を生成する工程;(c)フラッシュ領域からの液体区分を反応領域に再循環し、かつ単蒸留を使用してフラッシュ領域蒸気区分から酢酸生産物を回収する工程;(d)フラッシュ領域からの蒸気区分を、蒸気および/または液体として蒸留領域中に導入する工程;(e)蒸留領域の頭部から、水分、酢酸メチル、ヨウ化メチルおよび酢酸からなる軽質末端再循環流を取出す工程;(f)フラッシュ領域蒸気区分の導入点の下方の一点で蒸留領域から、1500ppm未満の水分濃度および500ppm未満のプロピオン酸濃度を有する酸生産物流を取出す工程;からなることを特徴とする酢酸の製造方法。
IPC (4件):
C07C 53/08 ,  C07C 51/12 ,  C07C 51/44 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (10件)
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