特許
J-GLOBAL ID:200903024607508765

スペクトラム拡散通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 武三郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-214460
公開番号(公開出願番号):特開平5-037492
出願日: 1991年07月31日
公開日(公表日): 1993年02月12日
要約:
【要約】【目的】 バースト送信方式をとるSS通信装置において、バースト部で同期がとれなかった場合に、データ部で同期がとれないようにすることである。【構成】 送信機では第1の切替手段3によりバースト期間とデータ期間とで異なるPN符号PN1,PN2を切替えて変調回路4に与えることにより送信電力制御回路7から出力されるバースト部とデータ部の信号が異なるPN符号で拡散変調されて送信される。受信機では、1パケットの通信開始時に送信機におけるPN符号PN1の時間反転した参照用PN符号PN1で相関器14により受信信号との相関をとり、その相関出力から電圧比較器17がバースト検出パルスを出力したら、このパルスで第2の切替手段19を切替えて他の参照用PN符号PN2を選択する。【効果】 何らかの理由で、バースト検出パルスが得られない、バースト部に続いてデータ部の受信信号が相関器に入力されても、参照用PN符号PN1とデータ部のPN符号PN2とは相関値が小さく、従ってデータ部を誤ってバースト部として検出することはない。
請求項(抜粋):
送信すべきデータを含まないバースト期間と、これに続く送信データを含むデータ期間とを切替えるための切替信号に応答して異なるPN符号を切替えて出力する第1の切替手段と、上記異なるPN符号の一方に基づいて上記バースト期間に対応する送信すべきデータを含まないスペクトラム拡散変調した第1の変調出力部分と、上記PN符号の他方に基づいてこれに続く前記送信すべきデータを含むスペクトラム拡散変調した第2の変調出力部分とから成るスペクトラム拡散変調出力を発生する変調手段と、前記切替信号に応答して上記スペクトラム拡散変調出力を、前記第2変調出力部分を低い電力で、かつ前記第1変調出力部分を高い電力で送信するように制御する送信電力制御手段と、を有する送信機、及び受信信号と参照信号とを入力して相関出力を発生する相関手段と、上記相関出力から前記第1変調出力部分に対応する第1相関出力部分を検出するバースト検出手段と、上記相関出力から前記第2変調出力部分に対応する第2相関出力部分を検出し、前記データを復調する復調手段と、上記バースト検出手段の出力に応答して前記送信機におけるPN符号の時間反転した異なるPN符号を、前記バースト期間に対応するPN符号からデータ期間に対応するPN符号に切替えて出力する第2の切替手段と、上記第2の切替手段から出力されるPN符号に基づいて前記参照信号を生成する参照信号生成手段と、を有する受信機を備えたことを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。

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