特許
J-GLOBAL ID:200903024608965400

高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-334463
公開番号(公開出願番号):特開平6-179915
出願日: 1992年12月15日
公開日(公表日): 1994年06月28日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、製品磁束密度が極めて高く、且つ歩留り良く、製造コストが安い一方向性電磁鋼板の製造方法を提供する。【構成】 Si:2.5〜4.5%及び公知のインヒビター成分を含有するスラブを加熱し、熱延し、最終冷延圧下率50%以上の1回ないし中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施し、さらに脱炭焼鈍と仕上焼鈍を行い、また脱炭焼鈍後から最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間に鋼板に窒化処理を施す一方向性電磁鋼板の製造方法において、前記スラブがPb:0.005〜0.50%、S≦0.014%を含有し、且つ1280°C以下に加熱した後の熱延に際し、粗圧延後の板厚を25〜50mm、仕上圧延入口温度を900〜1150°C、及び仕上圧延出口温度を800〜1100°Cとすることを特徴とする。【効果】 本発明によれば、製品磁束密度が極めて高く、且つ熱延の耳割れ発生が少く、安価な一方向性電磁鋼板を製造することができる。
請求項(抜粋):
重量でC:0.025〜0.10%、Si:2.5〜4.5%、Mn:0.05〜0.45%、酸可溶性Al:0.01〜0.06%、N:0.0005〜0.013%を含み、残部Fe及び不可避的不純物からなるスラブを素材とし、加熱した後、熱延し、最終冷延圧下率50%以上の1回ないし中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施し、さらに脱炭焼鈍と仕上焼鈍を行い、また脱炭焼鈍後から最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間に鋼板に窒化処理を施す一方向性電磁鋼板の製造方法において、前記スラブ素材にPb:0.005〜0.50%、S≦0.014%を含有せしめ、且つ1280°C以下の温度に加熱した後の熱延に際し、粗圧延後の板厚を25〜50mm、仕上圧延入口温度を900〜1150°C、及び仕上圧延出口温度を800〜1100°Cとすることを特徴とする高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/60

前のページに戻る