特許
J-GLOBAL ID:200903024612981592

蒸発ガス装置の漏れ検出ポンプを作動させる手段および作動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-514916
公開番号(公開出願番号):特表平10-508357
出願日: 1995年10月24日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】内燃機関を動力源とする自動車の蒸発ガスコントロール装置のための車載診断装置は、大気圧とかなり相違する圧力を蒸発ガス空間に発生させるために、容積式往復動ポンプ(24)を使用する。このポンプ(24)は吸気行程を強制するためにエンジンの吸気マニホルドの真空圧を使用して駆動され、その間、内部ばね(74)が次第に圧縮され、また充填大気が空気圧送室空間(62)に形成される。真空圧はその後解除され、ばね(74)は解放されて圧縮行程を強制し、充填空気の一部は蒸発ガス空間に押込められる。ポンプの作動はコンピュータで制御され、コンピュータはポンプを特定の作動モードで作動させるためのアルゴリズムを含んでおり、漏れに対しての蒸発ガス空間の完全性に関する判定を行う。
請求項(抜粋):
自動車が内燃機関および前記内燃機関の燃料系統を含み、該燃料系統はエンジンのための揮発性液体燃料を収容する燃料タンクと蒸発ガス制御装置とを含み、該蒸発ガス制御装置は捕集キャニスタを含み、該キャニスタは前記タンクの上部空間と作動的に組合って蒸発ガス空間を形成しており、前記タンク内の燃料が蒸発して発生した燃料蒸気はキャニスタパージ弁によりエンジンの吸気マニホルドに対して定期的にパージを行われ、エンジンの燃焼室空間に導かれる可燃混合気の流れに含められて前記燃焼室空間内で燃焼されることを保証されるまでは蒸発ガス空間に一時的に閉込められて捕集されるようになされており、また弁手段を含み、該弁手段を経て前記蒸発ガス空間が選択的に大気に通じるようになされており、前記自動車はさらに、前記タンク、前記キャニスタ、前記弁手段、および前記キャニスタパージ弁を含んでなる部分からの揮発性燃料蒸気の漏れに対しての前記蒸発ガス制御装置の完全状態および不完全状態の間の信頼できる区別を達成する状態において、完全状態および不完全状態を見極めるためのポンプ手段を含んでなる手段を含んでおり、前記ポンプ手段は、前記弁手段が前記蒸発ガス空間の大気への連通を阻止するために閉じられるとき、また前記キャニスタパージ弁が前記吸気マニホルドに対する前記蒸発ガス空間の連通を阻止するために閉じられるときに、吸気行程および圧縮行程を含む往復運動を実行し、また与えられた圧力で測定した充填空気量を得るために吸気行程が行われる毎に空気を吸入する手段と、この与えられた圧力よりも高い圧力になるまで測定された充填空気量を圧縮し、その一部分を圧縮行程の行われる毎に前記蒸発ガス空間に押込める手段とを含んでなる機構を有する容積式往復動ポンプを含んでおり、前記与えられた圧力よりも高い圧力になるまで測定された充填空気量を圧縮してその一部分を圧縮行程の行われる毎に前記エバポレーティブエミッション空間に押込める手段が機械的なばね手段を含んでなり、該ばね手段に対して吸気行程時にエネルギーが与えられ、また該ばね手段は圧縮行程時にエネルギーを解放するようになされている前記自動車において、 ポンプの作動がコンピュータで制御されるようになされており、a)ポンプは最初は第1モードで作動され、該モードは最大エネルギーが前記ばね手段に蓄えられている初期位置で開始して完全な圧縮行程が完了する前に終る完全圧縮行程よりも小さい行程を前記可動壁に繰返して実行させることで前記空間の初期加圧を加速し、b)前記第1モードの終了がポンプを第2モードで作動させるようになし、第2モードにおいて前記可動壁は完全圧縮行程を繰返して実行されるようになされたことを特徴とする自動車。

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