特許
J-GLOBAL ID:200903024649719421

加速度応動スイッチ及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-276230
公開番号(公開出願番号):特開平7-105805
出願日: 1993年10月06日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】慣性球の周回運動を避け、不所望の運動を早期に収束させる加速度応動スイッチを得る。【構成】加速度応動スイッチ1は蓋板2とハウジング5により密閉容器を構成し、蓋板2を貫通してリード端子3が絶縁固定されている。容器内部には導電性の慣性球7が収納され、制振液体9が注入され、リード端子3の端部には接点部材6が固定される。慣性球7は通常は中央附近に位置し接点部材6とは接触しない。所定の値以上の振動を受けると慣性球7はハウジング底面上を転動し接点部材6と接触してハウジング5と接点部材6との間を電気的に接続する。スイッチ1が受ける振動方向に対して交差する方向の微小な力による揺動の増幅が制振液体9により抑制されるので、慣性球7の運動は実質的に振動方向の運動のみになる。
請求項(抜粋):
円形の金属板のほぼ中心に穿たれた孔に電気絶縁性の充填材によって導電性のリード端子を貫通し気密に固定した蓋板と、有底円筒形の導電性のハウジングを有し、該ハウジングの底面にはほぼ中心部から外側に向かって同心円状に緩やかに上昇する傾斜面が形成され、前記蓋板の周縁部にハウジングの開口端が気密に固着されて密閉容器を形成し、蓋板のリード端子の容器内側の端部には導電端子ピンを中心としてほぼ同心円状に接触部を配設する複数のしなやかな弾性を有した羽根状部を持つ導電材製の接点部材が導電的に固着され、前記密閉容器の内部には導電性の固体の慣性球が正規姿勢において静止時には重力によりハウジングのほぼ中央部に位置するように収納され、振動を受ける事により慣性球が転動し接点部材と接触して変位させるとともに摺動し同時にハウジング内面と接点部材との間を慣性球を介して短絡するように構成され、前記密閉容器中には慣性球の不所望な転動を抑制するための制振液体が所定量封入されていることを特徴とする加速度応動スイッチ。
IPC (3件):
H01H 35/14 ,  G01H 1/00 ,  H01H 11/00

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