特許
J-GLOBAL ID:200903024659781672

宇宙機器の固定・分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-396136
公開番号(公開出願番号):特開2002-193200
出願日: 2000年12月26日
公開日(公表日): 2002年07月10日
要約:
【要約】【課題】 宇宙への打ち上げ時には、宇宙機器を固定台に確実に固定でき、軌道上での分離時には、大きな衝撃が発したり、大きなトルクが必要となったりすることがないようにする。【解決手段】 宇宙機器に取り付けたトラニオンの軸6を受け入れるための嵌合用凹部8を有するケーシング7を、固定台4上に設置する。軸6を上方から押さえるようにした固定用アーム10を、ケーシング7に上下方向へ回動自在に取り付ける。固定用アーム10の先端部に有するストッパーピン11に係合させるためのフック部15aを先端部一側に有するストッパープレート15の基端部を、ケーシング7内に回動可能に取り付ける。ストッパープレート15の先端部他側のアーム部15bに対し係合、離脱させるためのロッド19を有するパラフィンアクチュエータ18を、ケーシング7の外側に取り付ける。
請求項(抜粋):
宇宙機器を搭載するための固定台上の所要個所に、厚みよりも幅方向を大きくして扁平とした中空のケーシングを固定し、該ケーシングの上面部の幅方向中央部に、宇宙機器の下面に取り付けたトラニオンの軸を嵌入させるための嵌入用凹部を設け、上記ケーシングの上面部の幅方向一端部側に、所要深さの切欠溝を設けると共に、上記ケーシングの幅方向他端部側に、上記切欠溝に嵌入させるためのストッパーピンを先端部に備えて上記嵌入用凹部内のトラニオン軸を固定できるように湾曲させた固定用アームの基端部を、上下方向へ開閉可能に枢着して、該枢着部に上記固定用アームを開方向へ付勢するためのばねを組み付け、且つ上記ケーシング内に、上記切欠溝内のストッパーピンに係合・離脱させるためのフック部を先端部一側に有するストッパープレートを配置して、該ストッパープレートの基端部を、上記切欠溝の下方位置に枢着し、該ストッパープレートの先端部他側に、上記嵌入用凹部の下方位置の方向へ延びるアーム部を設け、更に、上記ケーシングの外側部所要個所に、ロッド引込型のパラフィンアクチュエータを、ロッドがケーシング内に貫入するように厚み方向へ向けて設置すると共に、上記ロッドをストッパープレートのアーム部に係合させて、ストッパーピンへのフック部の係合を保持させるようにした構成を有することを特徴とする宇宙機器の固定・分離装置。

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