特許
J-GLOBAL ID:200903024667081329
超音波ポインティングデバイス
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
山元 俊仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-289161
公開番号(公開出願番号):特開平11-110127
出願日: 1997年10月06日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】 圧電基板上に励振された弾性表面波の伝搬路に接触することにより、ディスプレイの画面上のカーソルの移動方向と移動距離を算出すること。【解決手段】 入力用すだれ状電極T1,T2,T3およびT4に電気信号を入力することにより圧電基板1上に励振された弾性表面波は、出力用すだれ状電極R1,R2,R3およびR4によってそれぞれ電気信号に変換され出力される。もしも、入力用すだれ状電極とそれに対応する出力用すだれ状電極との間の超音波伝搬路に接触すると、その出力用すだれ状電極における出力電気信号は接触圧に応じて減衰する。各超音波伝搬路から等距離にある点を原点とすれば、接触した超音波伝搬路の原点からの方向および出力電気信号の減衰量に応じて、ディスプレイの画面上のカーソルの移動方向および移動距離をそれぞれ算出できる。
請求項(抜粋):
圧電基板、第1、第2、第3および第4の超音波送受波手段、基板押圧体、カーソル移動方向設定手段およびカーソル移動距離算出手段から成る超音波ポインティングデバイスであって、前記圧電基板は、その厚さ方向と分極軸の方向とが平行であって、前記各超音波送受波手段は、入力用および出力用すだれ状電極から成り、前記圧電基板の前記厚さ方向と垂直な上方の板面に設けられており、前記入力用すだれ状電極は、電気信号を受信することにより前記圧電基板の前記上方の板面に弾性表面波を励振し、前記出力用すだれ状電極は、前記弾性表面波を電気信号に変換して出力し、前記第1、第2、第3および第4の超音波送受波手段は、前記圧電基板の前記上方の板面にそれぞれ第1、第2、第3および第4の超音波伝搬路を形成し、前記基板押圧体は、弾性体で成り、前記各超音波伝搬路に接触することにより前記弾性表面波を減衰させ、前記出力用すだれ状電極で検出される出力電気信号を、前記基板押圧体の前記各超音波伝搬路への接触圧に応じて減衰させ、前記カーソル移動方向設定手段は、前記出力用すだれ状電極の出力端に接続され、前記第1、第2、第3および第4の超音波伝搬路のうちの1つに前記基板押圧体が接触したときにその接触した超音波伝搬路に応じてディスプレイの画面上のカーソルの移動方向を設定するか、または前記第1、第2、第3および第4の超音波伝搬路のうちの少なくとも2つに前記基板押圧体が接触したときにその接触した超音波伝搬路に対応する出力用すだれ状電極で検出されるそれぞれの出力電気信号の減衰量の比に応じて前記カーソルの移動方向を設定し、前記カーソル移動距離算出手段は、前記出力用すだれ状電極の出力端に接続され、前記第1、第2、第3および第4の超音波伝搬路のうちの1つに前記基板押圧体が接触したときにその接触した超音波伝搬路に対応する出力用すだれ状電極で検出される出力電気信号の減衰量に応じて前記カーソルの移動距離を算出するか、または前記第1、第2、第3および第4の超音波伝搬路のうちの少なくとも2つに前記基板押圧体が接触したときにその接触した超音波伝搬路に対応する出力用すだれ状電極で検出されるそれぞれの出力電気信号の減衰量に応じて前記カーソルの移動距離を算出する超音波ポインティングデバイス。
IPC (2件):
G06F 3/033 330
, H03H 9/42
FI (2件):
G06F 3/033 330 A
, H03H 9/42
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