特許
J-GLOBAL ID:200903024688017183

光電池モジュールの製造方法及びこの方法を実施するための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-501097
公開番号(公開出願番号):特表平8-500214
出願日: 1994年06月07日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】(a)太陽電池システム、被包材料及び分離フォイルにより形成されたモジュール積み重ね体(2)を積み込みステーション(1)に置き、(b)モジュール積み重ね体(2)を真空積層機(5)に移送し、次いで該真空積層機を閉じて排気し、熱伝導性支持板(3)に加熱板(21)を押圧することにより、被包材料内に配列されたプラスチックシール層の軟化温度にモジュール積み重ね体(2)を加熱し、c)加熱板21を冷却することなく真空積層機(5)に通気した後、形成された複合体(2′)を硬化オーブン(10)に送り、(d)硬化した積層体(2′′)を次いで冷却ゾーン(12)に送り、そして(e)取り出しステーション(14)において積層体を製造プロセスから取り出すことを特徴とする、積層体をベースとする太陽電池モジュールを製造する方法及び太陽電池モジュールを製造するための装置が提供される。本発明に従えば、プロセス工程(a)〜(e)は、時間を合わせて同時且つ平行に行われる。
請求項(抜粋):
1 .コアー層として太陽電池システムを含み、該太陽電池システムはガラス/プラスチックフォイル複合体及び/又はプラスチックフォイル複合体から成る被包材料により覆われている積層体をベースとする光電池モジュールを製造する方法であって、 a)太陽電池システム24、被包材料25、25′及び分離フォイル26、26′により形成されたモジュール積み重ね体2を、積み込みステーション1において、該被包材料25、25′内に配列されたプラスチックシール層30、30′の軟化温度より低い温度に保たれている支持板3上に置き、 b)モジュール積み重ね体2を真空積層機5に送り、次いで該真空積層機を閉じて排気し、そして熱伝導性の上記支持板3に加熱板21を押圧することにより、モジュール積み重ね体2をプラスチックシール層30、30′の軟化温度に加熱し、 c)加熱板21を冷却することなく真空積層機5に通気した後、モジュール積み重ね体から形成される複合体2′を硬化オーブン10に送り、硬化オーブン10においてプラスチックシール層30、30′を硬化させて積層体2′′を形成し、 d)次いで、該積層体2′′を冷却ゾーン12に送り、そして e)取り出しステーション14において製造プロセスから該積層体を取り出し、 プロセス工程a)〜e)を時間を合わせて同時且つ平行に行うことを特徴とする方法。 2.被包材料25、25′において、プラスチックシール層30、30′として、エチレン酢酸ビニルフォイル及び/又はシリコーンフォイル及び/又はキャスチング樹脂及び/又は粉末樹脂及び/又はプラスチック粒状物を使用することを特徴とする、請求の範囲1の方法。 3.被包材料25において、層29としてガラスを使用することを特徴とする請求の範囲1又は2の方法。 4.被包材料25において、層29としてプラスチックフォイルを使用することを特徴とする請求の範囲1又は2の方法。 5.被包材料25において、層29としてプラスチックフォイル複合体を使用することを特徴とする請求の範囲1又は2の方法。 6.被包材料25′において、層31として実質的にプラスチックフォイルから成る複合体を使用することを特徴とする請求の範囲1〜5のいずれかの方法。 7.被包材料25′において、プラスチックフォイル複合体31は、プラスチックシール層30′から分離フォイル26′に向かって、フォイル形態のポリビニルフルオライド、ポリエチレンテレフタレート及びポリビニルフルオライドを有することを特徴とする請求の範囲6の方法。 8.被包材料25′において、プラスチックフォイル複合体31は、プラスチックシール層30′から分離フォイル26′に向かって、プライマー層、フォイル形態のポリエチレンテレフタレート及びポリビニルフルオライドを有することを特徴とする請求の範囲6の方法。 9.被包材料25′において、プラスチックフォイル複合体31は、プラスチックシール層30′から分離フォイル26′に向かって、プライマー層、フォイル形態のポリエチレンテレフタレート及びアルミニウム及びポリビニルフルオライドを有することを特徴とする請求の範囲6の方法。 10.積層体をベースとする光電池モジュールを製造するための装置であって、この装置は、 a)積み込みステーション1と、モジュール積み重ね体2のための支持板3を移送するようになっている送り装置4と、 b)ゴム膜16が取り付けられている固定された上部6、及び油圧装置8により昇降可能であって、加熱板21が配置されている下部7を有する真空積層機5と、 c)硬化オーブン10と、 d)冷却ステーション12と、 e)支持板3を送り装置4を介して積み込みステーションに送り戻すことができるようになっている取り出しステーション14、から成ることを特徴とする装置。 11.真空積層機5において、閉じた状態で真空室22、23が形成されることを特徴とする請求の範囲10の装置。 12.真空積層機5の圧力及び温度は外部の制御装置9により調節可能であり、硬化オーブン10の温度は外部の制御装置11により調節可能であり、冷却ステーション12の温度は外部の制御装置13により調節可能であることを特徴とする、請求の範囲10又は11の装置。 13.支持板が、熱伝導性コアー層33及びやはり熱伝導性の支持体層32、32′から成ることを特徴とする請求の範囲10乃至12のいずれかの装置。 14.コアー層33がガラス-プラスチック-金属複合体であることを特徴とする請求の範囲13の装置。 15.支持体層32、32′が金属薄板から成ることを特徴とする、請求の範囲11の装置。 16.積層機下部7に配置されている加熱板21が冷却装置なしに作られていることを特徴とする、請求の範囲10乃至15のいずれかの装置。 17.積層機下部7に配置されている加熱板21はばね要素20、20′に取り付けられていることを特徴とする請求の範囲10乃至16のいずれかの装置。

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