特許
J-GLOBAL ID:200903024695358379

電磁波及び音波の遮蔽吸収体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-036274
公開番号(公開出願番号):特開平7-212075
出願日: 1994年01月26日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】吸音と遮音及び電磁波遮蔽の三用途に対応する性能を一つの複合材料で発揮する防音材に関するものである。吸音には弾性材料及び連続した微細な連続孔が適し、遮音には比重の大きい緻密な孔のない材料が適していて、相反する性質である。電磁波の遮蔽には材料が連結していて導電性を必要とする。これら複雑に相反する材質を技術的に解決し、一個の複合材料として、これらの要求性能を全て有する構造として完成させた防音材に関するものである。【構成】遮音には比重の大きい鉛玉や鉄球をお互いに重なり合うように配列し、吸音には弾性接着剤で鉛玉や鉄球を被覆して反響音を減衰させ、また連続した六方向の幾何学的空洞を作って音波を減衰させ、接着剤に微小な金属線を混入して電波を受けた金属片が磁場を発生して熱と電気に変換し、これらを導電性材料と前記の連続した六方向の幾何学的空洞によって減衰、流亡させる材料構成であ。
請求項(抜粋):
比重の大きい球体を、弾性の高い合成樹脂に金属片又は金属ウイスカ及び微粉末カーボンを混入して導電性としたバインダーで被覆し、この球体の隣接する接点によつて取り囲まれた空間を埋めることなく連続気孔として残存させた構造体を作り、この構造体が音波又は電波を受けたとき、電導性及び弾性のあるバインダー樹脂により被覆された球体の球表面で電波及び音波を受けることにより、電波及び音波の進行方向を乱反射させて分散してエネルギーを小さく分散し、また、混入されている金属片の両端に磁場を作らせて、導電性のバインダーを通してアースし、電気エネルギーとして吸収し、さらに、乱反射させた音エネルギーを弾性を有する連続気孔によって吸収減衰し、また、弾性体の中に介在する比重の大きい球体が立体的に重なり合った面によつて遮音する構造と球体の表面の弾性のある導電性樹脂バインダーによって電波を吸収し、吸音と遮音の効果を合わせ持つことを特徴とする防音及び電磁波遮蔽吸収体
IPC (7件):
H05K 9/00 ,  E04B 1/82 ,  E04B 1/86 ,  E04B 1/92 ,  G01R 1/18 ,  G01R 29/10 ,  H01Q 17/00

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