特許
J-GLOBAL ID:200903024711252748

粒子加速器のタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-209451
公開番号(公開出願番号):特開平7-065995
出願日: 1993年08月24日
公開日(公表日): 1995年03月10日
要約:
【要約】【目的】本発明は、高精度でかつ合理的な単バンチ運転を行なえることを最も主要な目的としている。【構成】高周波加速装置の周波数と同一のクロックを基準とし所定のバンチ間隔をカウントしバンチ間隔クロックを出力するバンチ間隔計数手段、バンチ間隔クロックをカウントしバンチ識別信号、周回クロックを出力する1周計数手段、周回クロックを基準とし荷電粒子入射器の動作インターバルをカウントし入射器動作許可信号を出力する入射インターバル計数手段、入射器動作許可信号をカウントし入射回数カウント値を出力する入射回数計数手段、バンチ識別信号、入射器動作許可信号、入射回数カウント値の論理積条件成立でバンチ間隔クロックをトリガ信号として出力する入射バンチ数分の論理演算回路を有し、各トリガ信号の論理和条件信号を入射指令として出力する荷電粒子入射タイミング算出手段を備える。
請求項(抜粋):
荷電粒子ビームを出力する荷電粒子入射器と、この荷電粒子入射器から出力される荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速・蓄積するための高周波加速装置を備えた加速・蓄積リングとからなる粒子加速器の荷電粒子入射のタイミングを制御する粒子加速器のタイミング制御装置において、前記高周波加速装置で用いられる周波数と同一周波数のクロックを基準として所定のバンチの間隔をカウントし、バンチ間隔クロックを出力するバンチ間隔計数手段と、前記バンチ間隔計数手段から出力されるバンチ間隔クロックをカウントし、各バンチに対応したバンチ識別信号、およびバンチが1周したことを示す周回クロックを出力する1周計数手段と、前記1周計数手段から出力される周回クロックを基準として前記荷電粒子入射器の動作インターバルをカウントし、入射器動作許可信号を出力する入射インターバル計数手段と、前記入射インターバル計数手段から出力される入射器動作許可信号をカウントし、各バンチに対応した入射回数カウント値を出力する入射回数計数手段と、前記1周計数手段から出力されるバンチ識別信号、前記入射インターバル計数手段から出力される入射器動作許可信号、および前記入射回数計数手段から出力される入射回数カウント値の論理積条件が成立すると、前記バンチ間隔計数手段から出力されるバンチ間隔クロックをトリガ信号として出力する論理演算回路を、入射するバンチの数に相当する分だけ有し、当該各論理演算回路から出力されるトリガ信号の論理和条件信号を前記荷電粒子入射器への入射指令として出力する荷電粒子入射タイミング算出手段と、を備えて成ることを特徴とする粒子加速器のタイミング制御装置。

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