特許
J-GLOBAL ID:200903024720936781

耳率の低い成形加工用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-268924
公開番号(公開出願番号):特開平8-127850
出願日: 1994年11月01日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【目的】 耳率の低いアルミニウム合金板を高い生産性で製造する。【構成】 Mgを 0.8〜1.4 wt%、Mnを 0.8〜1.4 wt%、Feを 0.2〜0.6 wt%、Siを 0.1〜0.3 wt%、Cuを 0.1〜0.3 wt%含有し、更にTi 0.005〜0.05wt%を単独で或いはB0.0001〜0.01wt%とともに含有し、残部がAlと不可避的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊に、析出処理、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、最終冷間圧延を施す成形加工用アルミニウム合金板の製造方法であって、中間焼鈍を生産性の高いCAL(急速加熱・冷却が可能な連続焼鈍炉)を用いて行い、且つ、熱間圧延、冷間圧延を除く各々の工程を所定条件にて施す。【効果】 しごき加工性、塗装焼付け後のフランジ成形性に優れた耳率の低いアルミニウム合金板が生産性の高いCALを使用して効率よく製造できる。
請求項(抜粋):
Mgを 0.8〜1.4 wt%、Mnを 0.8〜1.4 wt%、Feを0.2〜0.6 wt%、Siを 0.1〜0.3 wt%、Cuを 0.1〜0.3 wt%含有し、更にTi 0.005〜0.05wt%を単独で或いはB0.0001〜0.01wt%とともに含有し、残部がAlと不可避的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊に、?@析出処理を施し、前記析出処理後直ちに、或いは一旦冷却したのち、?A均質化処理を施し、均質化処理後直ちに熱間圧延を施し、次いで前記熱間圧延材に、冷間圧延、?B中間焼鈍、?C最終冷間圧延を順次施すアルミニウム合金板の製造方法であって、?@前記析出処理を 220〜340 °Cの温度範囲で5時間以上加熱して施し、?A前記均質化処理を 530〜630 °Cの温度範囲で1時間以上加熱して施し、?B前記中間焼鈍を 100°C/分以上の加熱速度で 360〜520 °Cの温度範囲の所定温度に急速加熱し、前記所定温度に到達後直ちに或いは所定時間保持後、 100°C/分以上の冷却速度で急速冷却して連続的に施し、?C前記最終冷間圧延を60〜90%の圧延率で施すことを特徴とする耳率の低い成形加工用アルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/00

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