特許
J-GLOBAL ID:200903024737985476

空気圧制御型の流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-158803
公開番号(公開出願番号):特開平11-002282
出願日: 1997年06月16日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】 空気圧制御式の防振装置において、空気圧を及ぼす空気通路を、簡単な構造をもってコンパクトに形成すること。【解決手段】 仕切部材40からゴム弾性膜42側に向かって軸方向に突出し、ゴム弾性膜42を貫通して外部に開口するパイプ部86によって、空気通路を構成した。それにより、仕切部材40において空気通路を形成するために必要とされるスペースが小さくてすみ、仕切部材40の小型化ひいては防振装置のコンパクト化が達成される。
請求項(抜粋):
防振連結される一方の部材に取り付けられる第一の取付部材を、防振連結される他方の部材に取り付けられる筒形状の第二の取付部材の軸方向一方の側に離隔配置せしめて、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体により該第二の取付部材の軸方向一方の開口部を流体密に閉塞すると共に、該第二の取付部材の軸方向他方の開口部をゴム弾性膜で流体密に閉塞することにより、該第二の取付部材の内部に非圧縮性流体が封入された流体室を形成せしめて、該流体室を該第二の取付部材に内挿固定された仕切部材で仕切ることにより、壁部の一部が前記本体ゴム弾性体で構成されて振動が入力される受圧室と、壁部の一部が前記ゴム弾性膜で構成されて容積変化が許容される平衡室を形成し、それら受圧室と平衡室をオリフィス通路によって相互に連通する一方、該仕切部材の内部に密閉された空気室を形成し、該空気室の壁部の一部を変位乃至は変形可能な可動部材で構成すると共に、該可動部材における該空気室とは反対側の面を前記流体室に露呈させることにより、該空気室の圧力制御に基づいて防振特性を制御するようにした空気圧制御型の流体封入式防振装置において、前記仕切部材から前記ゴム弾性膜側に向かって突出するパイプ部を、該仕切部材に対して固定的に設け、該パイプ部の一方の開口端部を前記空気室に連通せしめる一方、該パイプ部を前記ゴム弾性膜に貫通させて、該パイプ部の他方の開口端部を外部に開口せしめることにより、外部の空気管体が接続されて該空気管体を通じて及ぼされる空気圧を該空気室に伝達するための空気給排通路を形成したことを特徴とする空気圧制御式の流体封入式防振装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公平6-089803
  • 特公平6-089803

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