特許
J-GLOBAL ID:200903024746206447

電動式動力補助装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-181502
公開番号(公開出願番号):特開平11-022799
出願日: 1997年07月07日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 振動、騒音、バックラッシュがなく、乗員に不快感を与えたり操作感を悪くしない電動式パワーステアリング装置等を実現可能にする。【解決手段】 電動モータ5の出力を、ウェッジローラ型の摩擦ローラ式変速機である減速機4aを介してステアリングシャフト2に伝達する。ウェッジローラ型の摩擦ローラ式変速機は振動、騒音、バックラッシュがなく、伝達効率も良いので、高品質の電動式パワーステアリング装置を実現できる。
請求項(抜粋):
入力部から回転方向の力を付与される回転軸と、この回転軸の中間部に固定された回転力受取部材と、この回転力受取部材と係合し、回転する事によりこの回転力受取部材を介して上記回転軸を回転駆動する回転力付与部材と、この回転力付与部材を出力側に結合した減速機と、この減速機の入力側に配置され、この減速機を介して上記回転力付与部材を回転駆動する電動モータとを備えた電動式動力補助装置に於いて、上記減速機は、上記電動モータにより回転駆動される、外周面を第一の円筒面とした中心ローラと、内周面を第二の円筒面として上記中心ローラの周囲に、この中心ローラに対する相対回転を自在に設けた外輪と、この外輪と同心で基端部をこの外輪に、先端部を上記動力付与部材に、それぞれ結合した出力軸と、上記第一の円筒面と上記第二の円筒面との間の環状空間内に、上記中心ローラと平行に配置された複数本の枢軸と、これら各枢軸により回転自在に支持され、それぞれの外周面を第三の円筒面とした複数個の中間ローラとを備え、上記中心ローラの中心と上記出力軸及び外輪の中心とを偏心させる事により、上記環状空間の幅寸法を円周方向に亙って不同にし、上記複数個の中間ローラのうちの少なくとも一部の中間ローラを、上記環状空間の円周方向に亙る若干の変位自在に支持してウェッジローラとすると共に、これらウェッジローラとなる中間ローラを上記環状空間の幅の狭い部分に向けて弾性的に押圧する押圧手段を設けた摩擦ローラ式減速機である事を特徴とする電動式動力補助装置。

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