特許
J-GLOBAL ID:200903024760245811

フィンガカッタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 由美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-286776
公開番号(公開出願番号):特開平9-099404
出願日: 1995年10月05日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 すくい面には形成されないで、逃げ面の表面に硬質膜が形成されたフインガカッタの寿命を延ばすことのできる硬質膜の膜厚と切刃形状の提供。【解決手段】 フィンガカッタ替刃1Aの外周逃げ面と側逃げ面との間に稜部逃げ面を、外周切刃と側切刃との間に稜部切刃を形成し、硬質膜未被覆時の切刃部先端幅をT、稜部逃げ面及び外周逃げ面の硬質膜をtcとするとき、側逃げ面の硬質膜は最も薄い部分で0.002〜0.10mm、稜部逃げ面及び外周逃げ面の硬質膜厚は0.008×T以上で側逃げ面の硬質膜厚と同じかそれ以上であり、すくい面側から外周逃げ面に平行な方向に見た切刃の幾何形状は、直線的切刃又は曲率半径Rが5×tc以上の曲線的切刃又はこれらを組み合わせた切刃が連続し、隣接する切刃相互の成す屈折角が2.6×(tc/T)-0.5(°)以下としたフィンガカッタである。
請求項(抜粋):
すくい面には形成されず逃げ面の表面に直接又は中間被覆膜を介して形成される最も外側の被覆硬質膜がクロムまたはクロムの窒化物,炭化物,炭窒化物或いはこれらの二以上の混合物からなる硬質膜であるフィンガカッタにおいて、外周側逃げ面と側逃げ面との間に稜部逃げ面を、外周切刃と側切刃との間に稜部切刃を形成し、硬質膜未被覆時の切刃部先端幅をT、稜部逃げ面及び外周逃げ面の硬質膜の膜厚をtcとするとき、切削に係わる範囲の側逃げ面の硬質膜の膜厚は最も薄い部分で0.002〜0.010mm、稜部逃げ面及び外周逃げ面の硬質膜の膜厚は少なくとも0.008×Tで側逃げ面の硬質膜の膜厚と同じ厚みか又はそれより厚く、すくい面側から回転面及び外周逃げ面に平行な方向に見た切刃の幾何形状は、直線的切刃又は曲率半径Rが5×tcを下限とする曲線的切刃又はこれを組み合わせた切刃が連続し、隣接する切刃相互の成す屈折角が2.6(tc/T)-0.5(°)を上限とすることを特徴とするフィンガカッタ。

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