特許
J-GLOBAL ID:200903024786823015

内燃機関用点火装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-277647
公開番号(公開出願番号):特開平11-117843
出願日: 1997年10月09日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】【課題】点火位置の進角幅を従来よりも拡大することができる内燃機関用点火装置を提供する。【解決手段】点火位置制御装置5に回転情報を与える信号発電機3のロータ3Aに第1のリラクタ3aと第2のリラクタ3bとを設け、信号発電子3Bが第1のリラクタ3aの前端縁3a1を検出する位置、及び信号発電子が第2のリラクタ3bの後端縁3b2を検出する位置をそれぞれ点火位置の計測を開始する基準回転角度位置及び機関の低速領域の点火位置とする。
請求項(抜粋):
内燃機関により駆動される磁石式交流発電機内に設けられて機関の回転に同期して交流電圧を誘起するエキサイタコイルを点火電源とし、点火信号が与えられたときに点火コイルの一次電流を制御して該点火コイルの二次側に点火用の高電圧を誘起させる点火回路と、前記内燃機関の正回転時に該機関の上死点よりも進角側に設定された基準回転角度位置で第1の極性のパルス信号を発生し、前記上死点付近に設定された設定位置で第2の極性のパルス信号を発生する信号発電機と、前記第1の極性のパルス信号及び第2の極性のパルス信号をそれぞれ波形整形して第1の回転検出信号及び第2の回転検出信号に変換する波形整形回路と、前記第1の回転検出信号及び第2の回転検出信号を入力として両回転検出信号に基づいて決定した機関の点火位置で前記点火回路に点火信号を与える点火位置制御装置と、前記エキサイタコイルが一方の極性の半サイクルの出力電圧を発生している間に発生した第2の極性のパルス信号により前記点火位置制御装置に第2の回転検出信号が与えられるのを阻止して前記点火回路に点火信号が与えられるのを阻止する点火阻止回路とを備え、前記内燃機関の正回転時には前記エキサイタコイルが他方の極性の半サイクルの出力電圧を発生している間に前記第2の回転検出信号が発生し、前記内燃機関の逆回転時には前記エキサイタコイルが前記一方の半サイクルの出力電圧を発生している間に前記第2の回転検出信号が発生するように、前記信号発電機の出力と磁石発電機の出力との位相関係が設定され、内燃機関の回転速度が設定値以下の領域では前記第2の極性のパルス信号が発生した時に前記点火回路に点火信号を与えるように前記点火位置制御装置が構成されている内燃機関用点火装置において、前記信号発電機は、前記内燃機関の回転軸に取り付けられていて、第1のリラクタと該第1のリラクタよりも機関の正回転方向に対して遅れ側に位置するように設けられた第2のリラクタとを有するロータと、前記ロータの第1及び第2のリラクタに対向し得るように配置されて各リラクタの回転方向の前端縁を検出したとき及び各リラクタの回転方向の後端縁を検出したときにそれぞれ前記第1の極性のパルス信号及び第2の極性のパルス信号を発生する信号発電子とを備えてなり、前記内燃機関の正回転時には、前記信号発電子が第1のリラクタの前端縁を検出する位置及び第2のリラクタの後端縁を検出する位置がそれぞれ前記基準回転角度位置及び設定位置に一致し、かつ前記エキサイタコイルが一方の半サイクルの出力電圧を発生している間に前記信号発電子が前記第1のリラクタの前端縁及び後端縁を検出し、前記エキサイタコイルが他方の半サイクルの出力電圧を発生している間に前記信号発電子が前記第2のリラクタの前端縁及び後端縁を検出するように、前記第1及び第2のリラクタの極弧角と、前記第1及び第2のリラクタの角度間隔と、前記信号発電子と前記ロータとの間の位置関係とが設定されていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
IPC (2件):
F02P 5/15 ,  F02P 11/02 303
FI (2件):
F02P 5/15 H ,  F02P 11/02 303 A

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