特許
J-GLOBAL ID:200903024815669322

可変充填ダクトを備えたマスターシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 勝三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-577055
公開番号(公開出願番号):特表2002-527291
出願日: 1999年10月19日
公開日(公表日): 2002年08月27日
要約:
【要約】本発明は、主として、ガイドリング(11)により部分的に閉鎖される孔(100)を穿設された本体(1)、ガイドリング(11)内を摺動するように装架されたピストン(3)、ピストンにより孔(100)内に画成された圧力室(4)、低圧の液圧流体のための入口(2)、及び、ピストンがその休止位置にあるときに液圧流体を圧力室(4)に充填するための充填ダクト(21)を包含する液圧マスターシリンダに関する。本発明によると、充填ダクト(21)は、孔(100)の拡開部分(104)と、本体内をガイドリング(11)と圧力室(4)との間で摺動しガイドリング(11)から離れるように弾性的に押圧されているリング(6)の前方縁部(62)との間で画定され、ピストン(3)及び摺動リング(6)は、ピストンがその休止位置へ戻るときにピストン(3)が摺動リング(6)を駆動できるようにする停止部(31,61)をそれぞれ有する。この構成は、特に、ピストン(3)の密封カラー(92)への損傷を回避することを可能にしており、こうして画定された充填ダクト(21)は、密封カラー(92)がこのダクトを横切らなければならないときにゼロの長さを有する。
請求項(抜粋):
少なくとも部分的に円筒状壁により画定された所定の径の軸線方向孔(100)を穿設され、低圧の液圧流体のための入口(2)を形成する穿孔を有する本体であって、この壁の第1端部(101)が本体に固定されたガイドリング(11)により部分的に閉鎖され、この壁の第2端部(102)が端部壁(103)により閉鎖されている本体(1);ガイドリング(11)を貫通し、休止位置と最端駆動位置との間で孔(100)内を軸線方向に摺動するように装架され、孔内に可変容積の圧力室(4)を画成する円筒形状のピストン(3);本体に固着され、ピストン(3)を密封態様で掴持する上流側密封カラー(91);ピストン(3)に固着され、このピストン(3)と協働して圧力室(4)を密封態様で閉鎖し、上流側カラー(91)よりも本体の端部壁(103)に接近する下流側密封カラー(92);ピストンをその休止位置に向けて押圧する第1軸線方向力をピストン(3)に加える少なくとも第1スプリング(5);及び、ピストン(3)がその休止位置にあるときに流体入口(2)を圧力室(4)に接続する半径方向充填ダクト(21)を包含する液圧マスターシリンダにおいて、ピストン(3)を囲繞し孔と同一の径の軸線方向摺動リング(6)が、ガイドリング(11)と圧力室(4)との間で本体(1)内に配置され、第2スプリング(7)が、第1力よりも弱い第2軸線方向力を摺動リング(6)に加え、ガイドリング(11)から離すように摺動リング(6)を押し戻し、ピストン(3)及び摺動リング(6)がそれぞれ停止部(31,61)を有し、これら停止部は、ピストン(3)がその休止位置へ戻るときにピストン(3)により摺動リング(6)を軸線方向に駆動できるように互いに協働し、充填ダクト(21)が、摺動リング(6)の前方縁部(62)とこの前方縁部(62)に隣接する軸線方向孔(100)の拡開部分(104)との間で画定される可変軸線方向長さの環状空間を包含し、下流側密封カラー(92)が軸線方向孔(100)の拡開部分(104)の端縁に達したときに充填ダクト(21)が完全に閉じられることを特徴とする液圧マスターシリンダ。
Fターム (5件):
3D047BB15 ,  3D047CC19 ,  3D047CC27 ,  3D047JJ01 ,  3D047KK03

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