特許
J-GLOBAL ID:200903024836964626

並列計算機およびその全対全通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 吉義 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-310605
公開番号(公開出願番号):特開平5-151181
出願日: 1991年11月26日
公開日(公表日): 1993年06月18日
要約:
【要約】【目的】多数のプロセッサがn次元トーラスネットワークで接続される並列計算機およびその全対全通信方法に関し,全対全通信を短時間で完了させることができるようにすることを目的とする。【構成】並列計算機がa1 ×a2 ×...×an の直方体形状のn次元トーラスネットワーク15を持つとき,フェーズ管理手段11によって,単方向チャネルの場合,amax P/4個, 両方向チャネルの場合, amax P/8個(ただし,Pはプロセッサ台数)のあらかじめ定められた送受信フェーズを管理し,各フェーズにおける送信先情報を保持しておく。メッセージ送信処理手段13は,全対全通信を行う場合に,フェーズ管理手段11の管理情報に従って, 各フェーズにおける送信先プロセッサへのメッセージ送信を行う。これによって,全フェーズの終了時に全対全通信が完了する。
請求項(抜粋):
a1 ×a2 ×...×an のn次元トーラスネットワーク(15)を持ち,このトーラスネットワークを用いてプロセッサ間の全対全通信を行う並列計算機において,全対全通信を行うにあたって,あらかじめトーラスネットワークの構造とプロセッサ台数に応じて定められた個数の送受信フェーズが用意され,その各フェーズごとに,送信元および送信先プロセッサを決める情報を管理するフェーズ管理手段(11)と,各プロセッサにおいて所定のフェーズの順番に従い,自プロセッサが送信元プロセッサになっている場合に,そのフェーズにおいて前記フェーズ管理手段(11)により定められている送信先プロセッサに対し,自プロセッサからメッセージを送信するメッセージ送信処理手段(13)とを備え,プロセッサ間の全対全通信を行うように構成されていることを特徴とする並列計算機。

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