特許
J-GLOBAL ID:200903024840008608
四輪駆動型作業車
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-078122
公開番号(公開出願番号):特開平5-278487
出願日: 1992年04月01日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】 四輪駆動型作業車において、旋回時に旋回中心側の後輪への伝動を遮断して自由回転状態とすることにより小回り旋回するように構成する場合、円滑に旋回が行えるように、且つ、エンジン停止を伴わないようにする。【構成】 走行変速装置13からの前輪1用の動力を、前輪デフ機構27を介して左右の前輪1に伝達し、走行変速装置13からの後輪2用の動力を、左右に分岐させ左右一対の油圧多板式のサイドクラッチ15,16を介して左右の後輪2に各々伝達するように構成する。前輪1における直進位置からの右及び左の操向角度に基づき、この操向角度が大きいほど、旋回中心側の後輪2のサイドクラッチ15,16の伝動トルクが連続的に低下操作されるように、且つ、反対側の後輪2のサイドクラッチ15,16が完全伝動状態に維持されるようにする。そして、エンジン3が設定以下の低回転状態で且つ走行変速装置13が高速側に操作されている状態において、前輪1の操向角度が設定以上になれば左右のサイドクラッチ15,16を伝動遮断操作する。
請求項(抜粋):
走行変速装置(13)からの前輪(1)用の動力を、前輪デフ機構(27)を介して左右の前輪(1)に伝達し、前記走行変速装置(13)からの後輪(2)用の動力を、左右に分岐させ左右一対の油圧多板式のサイドクラッチ(15),(16)を介して左右の後輪(2)に各々伝達するように構成すると共に、前記サイドクラッチ(15),(16)の作動油圧を変更操作してその伝動トルクを連続的に変更操作可能で、前記左右一対のサイドクラッチ(15),(16)の各々に設けられる油圧操作手段(37)と、前記前輪(1)における直進位置から右及び左の操向角度を検出する操向角度センサー(38)と、この操向角度センサー(38)の検出値に基づき前記前輪(1)の操向角度が大きくなるほど、旋回中心側の後輪(2)のサイドクラッチ(15),(16)の伝動トルクが、前記前輪(1)の操向角度に対応して連続的に低下操作されるように、且つ、反対側の後輪(2)のサイドクラッチ(15),(16)が完全伝動状態に維持されるように、前記油圧操作手段(37)を操作する第1制御手段と、エンジン(3)の回転数を検出する回転数センサー(41)と前記走行変速装置(13)の変速状態を検出する変速位置センサー(40)との検出に基づき、前記エンジン(3)が設定以下の低回転状態で且つ前記走行変速装置(13)が高速側に操作されている状態において、前記前輪(1)の操向角度が設定以上になれば前記左右のサイドクラッチ(15),(16)を伝動遮断操作する第2制御手段とを備えている四輪駆動型作業車。
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