特許
J-GLOBAL ID:200903024879171557

適応制御ノイズキャンセラ装置及び適応制御ノイズキャンセル方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 工藤 宣幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-050352
公開番号(公開出願番号):特開平5-259928
出願日: 1992年03月09日
公開日(公表日): 1993年10月08日
要約:
【要約】【目的】 従来に比べ入力音響信号から背景雑音などを十分に除去し得る適応制御ノイズキャンセラ装置及び適応制御ノイズキャンセル方法を提供する。【構成】 フィルタ動作モード制御部22は、最初に所望の音声のみが存在する期間に、音声源パス推定用適応フィルタ16を動作させて音声源からこのフィルタの前段までのパスの伝達関数を推定させ、次に雑音のみが存在する期間に、雑音源パス推定用適応フィルタ15を動作させて雑音源からこのフィルタまでのパスの伝達関数を推定させ、最後に所望の音声と雑音が存在する期間に、上記適応フィルタ15、16の伝達関数を用いてノイズα・Xb(k)を抽出して、このノイズを加算器18で主音声信号Xp(k)から減算してノイズキャンセル出力を得る。
請求項(抜粋):
音響を捕捉して主音響信号を出力する主音響捕捉手段と、音響を捕捉して副音響信号を出力する副音響捕捉手段と、所望の音響のみが存在する期間に、上記主音響信号と上記副音響信号とを用いて、所望の音響源から当該装置までのパスのパラメータを、第1の適応フィルタを用いて推定する音響源パスパラメータ推定手段と、雑音のみが存在する期間に、上記主音響信号と上記副音響信号とを用いて、雑音源から当該装置までのパスのパラメータを、第2の適応フィルタを用いて推定する雑音源パスパラメータ推定手段と、所望の音響と雑音が存在する期間に、上記音響源パスパラメータと、上記雑音源パスパラメータとを用いて、上記主音響信号と上記副音響信号とに対して演算を行ってノイズを抽出し、このノイズを上記主音響信号から除去して得られるノイズ除去信号を出力するノイズ除去演算手段と、上記所望の音響のみが存在する期間に行う上記音響源パスパラメータ推定手段又は、雑音のみが存在する期間に行う上記雑音源パスパラメータ推定手段の一方を先に実行させ、その後に上記音響源パスパラメータ推定手段又は、上記雑音源パスパラメータ推定手段の他方を実行させ、この実行の後に所望の音響と雑音が存在する期間に上記ノイズ除去演算手段を行わせる実行制御を行う実行制御手段とを備えることを特徴とする適応制御ノイズキャンセラ装置。
IPC (2件):
H04B 1/10 ,  G10L 3/02 301

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