特許
J-GLOBAL ID:200903024895952402

X線管装置のX線源移動量補償機構

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-165318
公開番号(公開出願番号):特開平9-063522
出願日: 1996年06月05日
公開日(公表日): 1997年03月07日
要約:
【要約】【課題】X線管装置において、X線管内の陽極部材の熱膨張によって生ずる該陽極部材のX線源の移動を相殺し動作中のX線源の位置を一定位置に維持する。【解決手段】外囲器(1)の内部に陰極部材(2)と陽極部材(3)とを対向配置し、この外囲器(1)の内部を真空気密に保持して上記陰極部材(2)と陽極部材(3)とを封入したX線管(4)の陰極部材(2)と陽極部材(3)との間の高電圧印加で生ずる陽極部材(3)の熱膨張によるX線源(8)の移動量を検出するX線源移動量検出手段を設けると共に、上記陽極部材(3)を支持する陽極支持部(14)に該陽極部材(3)の熱膨張によるX線源(8)の移動方向と反対方向に伸縮し且つその伸縮を制御可能な移動量相殺手段(28,29,30)を設けたものである。これにより、動作中のX線管(4)内のX線源(8)の位置を一定位置に維持することができ、被検体に対するX線照射の線量分布の変動をなくすことができる。
請求項(抜粋):
外囲器の内部に陰極部材と陽極部材とを対向配置し、該外囲器の内部を真空気密に保持して前記陰極部材と陽極部材とを封入したX線管と、該X線管の周りに該X線管の冷却と高電圧絶縁を行う絶縁油を収容し、かつ、前記X線管の全体を包み込んだ管容器と、前記X線管の陽極部材の端部を支持し、かつ、前記管容器の内壁に固定された陽極支持部とを有し、前記X線管の陰極部材と陽極部材との間に高電圧を印加し、前記陰極部材から発せられる熱電子が陽極部材へ衝突することによって前記陽極部材のX線源からX線を放射するX線管装置において、前記X線管の陰極部材と陽極部材との間の高電圧印加で生ずる陽極部材の熱膨張によるX線源の移動量に対応して、該X線源の移動方向と反対方向に伸縮し、かつ、その伸縮量の制御が可能なX線源移動量相殺手段を、前記陽極部材を支持する陽極支持部に設けたことを特徴とするX線管装置のX線源移動量補償機構。
IPC (2件):
H01J 35/08 ,  H01J 35/10
FI (2件):
H01J 35/08 Z ,  H01J 35/10 Z

前のページに戻る