特許
J-GLOBAL ID:200903024904645747

固体レーザ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-330438
公開番号(公開出願番号):特開平7-193309
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】光ディスクをはじめとする光情報処理システムの光源として要求される、安定な第2高調波光を発生さる固体レーザに関するもので、従来の複屈折フィルターによる単一縦モード化ではKTPでの基本光の位相差が0とπラジアンとなる2つの波長で発振が可能なため、特に高出力動作時に安定な単一縦モードが得られず、第2高調波出力が不安定になる問題があった。【構成】Nd:YAG結晶1と非線形光学結晶KTP3の間に第1の検光子2とKTP3と共振器ミラー5の間に第2の検光子4の挿入し、それらの最も透過率の高い偏光の電界振動方向が平行かまたは垂直になる様に固定することにより、KTPに基本光が透過する前後で偏光が制御され、2と4が平行な場合、KTPの位相差が0、垂直な場合πラジアンとなる波長が選択されて発振する。従ってNd:YAGの発振可能な波長範囲内では、1つの波長しか発振できず常に安定した単一縦モード発振が得られ、その結果安定した出力の第2高調波光が得られる。
請求項(抜粋):
固体レーザ媒質より発生した基本波レーザ光を共振器内部のタイプIIの位相整合条件を有する非線形光学結晶を通過させるように共振動作させることにより第2高調波を発生させる固体レーザ装置に於て、レーザ媒質と非線形光学結晶の間の光路内に第1の検光子、第1の検光子に対して非線形光学素子を挟んだもう一方の光路内に第2の検光子を挿入し、第1と第2の検光子の最も透過率の高い偏光の電界の振動方向が互いに平行かまたは垂直になるように配置することを特徴とする固体レーザ装置。
IPC (2件):
H01S 3/109 ,  H01S 3/08

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