特許
J-GLOBAL ID:200903024917553310

熱可塑性樹脂組成物およびその射出成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-188041
公開番号(公開出願番号):特開平6-032951
出願日: 1992年07月15日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】高い低温衝撃強度、剛性度、ロックウエル硬度を有し、かつ小さい線膨張係数を有する熱可塑性樹脂組成物およびその射出成形体の提供。【構成】結晶性プロピレン-エチレンブロックコポリマー(A)62重量%、エチレン-ブテン-1共重合体ゴム(B)19重量%、エチレン-プロピレン共重合体ゴム(C)19重量%からなる樹脂組成物(D)100重量部に対して変性ポリプロピレン(E)を1重量部、飽和ポリエステル樹脂(F)を2重量部、エポキシ基含有共重合体(G)を1重量部およびタルク(H)を11重量部よりなり、かつMFR20、曲げ弾性率が14500である熱可塑性樹脂組成物およびその射出成形体。
請求項(抜粋):
結晶性ポリプロピレン(A):50重量%以上、エチレン-ブテン-1共重合体ゴム(B):10〜25重量%、エチレン-プロピレン共重合体ゴム(C):10〜25重量%、からなる樹脂組成物(D)100重量部と、変性ポリプロピレン(E):0.1〜5.0重量部、飽和ポリエステル樹脂(F):0.005〜5重量部、エポキシ基含有共重合体(G):0.1〜5.0重量部よりなり、結晶性ポリプロピレン(A)は下記の(i)又は(ii)から選ばれる一種であり、樹脂組成物(D)は下記(1)〜(5)の式を満足し、(A)、(B)、(C)、(E)、(F)及び(G)からなる樹脂組成物がメルトフローレート(230°C、2.16kg荷重下)が15〜25(g/10分)、23°Cにおける曲げ弾性率が3000〜25000(kg/cm2 )である熱可塑性樹脂組成物。但し、結晶性ポリプロピレン(A):(i)第1セグメントであるプロピレンホモポリマー部分のGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法によるQ値(=重量平均分子量の数平均分子量に対する比)が5以下、135°Cテトラリン溶液の固有粘度が0.85〜0.95(dl/g)、第2セグメントであるプロピレン-エチレンランダムコポリマー部分の135°Cテトラリン溶液の固有粘度が4.5〜5.5(dl/g)、プロピレン/エチレンの割合が75/25〜60/40(重量%比)である結晶性プロピレン-エチレンブロックコポリマー、(ii)(i)の結晶性プロピレン-エチレンブロックコポリマーとGPC法によるQ値が5以下、135°Cテトラリン溶液の固有粘度が0.85〜0.95(dl/g)である結晶性プロピレンホモポリマーの混合物、エチレン-ブテン-1共重合体ゴム(B):GPC法によるQ値が2.7以下、ブテン-1含量が15〜20重量%、70°Cキシレン溶液の固有粘度が1.1〜2.1(dl/g)、かつ100°Cでのムーニー粘度ML1+4 100が7〜90、エチレン-プロピレン共重合体ゴム(C):GPC法によるQ値が2.7以下、プロピレン含量が20〜30重量%、70°Cキシレン溶液の固有粘度が1.8〜2.2(dl/g)、かつ100°Cでのムーニー粘度ML1+4 100が35〜100、樹脂組成物(D):結晶性ポリプロピレン(A)、エチレン-ブテン-1共重合体ゴム(B)、エチレン-プロピレン共重合体ゴム(C)の量をそれぞれ(A)、(B)、(C)とし、(A)に含有される結晶性プロピレン-エチレンブロックコポリマーの第2セグメント量を(A)’としたとき、式、(A)+(B)+(C)=100重量% (1)(B)+(C)≧30重量% (2)0.3≦{〔(A)’+(B)+(C)〕/100}≦0.55 (3)0.1≦{(A)’/〔(A)’+(B)+(C)〕} (4)0.4≦{(B)/〔(B)+(C)〕}≦0.6 (5)を満足する樹脂組成物。
IPC (5件):
C08L 23/12 LCN ,  C08L 23/12 LCE ,  C08K 3/34 ,  C08L 53/00 LLY ,  C08L 53/00 LLZ

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