特許
J-GLOBAL ID:200903024963257556

亜鉛、鉛及び酸化鉄を含む材料のウェルツ式再処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 土屋 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-309923
公開番号(公開出願番号):特開平7-216464
出願日: 1994年11月18日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】原材料中の亜鉛・鉛含量に影響されず、経済的・環境保全面な亜鉛、鉛及び酸化鉄を含む材料のウェルツ式再処理方法。【構成】材料中の亜鉛及び鉛の還元と還元に要する熱量の発生とに充分な炭素量を含む、低活性含炭物と材料との混合物を炉の装入端に装入し、炉のガス雰囲気中で酸素が被酸化性成分に対して化学量論的に不足するように高温空気量を調節して、500〜900°Cの高温空気を炉の排出端から炉内最終域の装入物に吹き込み、ZnOが装入物中の金属鉄により大幅に還元され、金属鉄が大幅に再酸化されるように炉内最終域の装入物内で温度を1200〜1500°Cに保持し、酸素分圧を調節し、炉内でガス雰囲気中の亜鉛蒸気の一部がZnOに酸化され、廃ガスの温度及び組成を、廃ガスのオートサーミック後燃焼が可能になるように調節し、廃ガスを炉外で空気の添加により完全に後燃焼し、冷却・洗浄するウェルツ式再処理方法。
請求項(抜粋):
ウェルツ式回転炉内で装入物とガス雰囲気とが向流する亜鉛、鉛及び酸化鉄を含む材料のウェルツ式再処理方法において、a)上記材料と低活性含炭素物との混合物が上記装入物として上記回転炉の装入端に装入される工程と、b)上記混合物は、少なくとも上記材料に含まれる亜鉛及び鉛の還元に要する化学量論量に相当すると共に多くともこの還元に要する化学量論量の5倍量に相当する上記含炭素物の量並びに上記還元に要する熱量の発生に必要な上記含炭素物の量を含むように調製される工程と、c)温度500〜1000°Cの高温空気が上記回転炉の排出端から同炉の最終域の上記装入物に向けて吹き込まれる際、上記回転炉のガス雰囲気中で酸素が被酸化性成分に対して化学量論的に不足するように上記高温空気の量が調節される工程と、d)ZnOが上記装入物中に存在する金属鉄により大幅に還元されると同時にこの金属鉄が大幅に再酸化されるように上記回転炉の最終域の上記装入物内で温度が1200〜1500°Cに保持されかつ酸素分圧が調節される工程と、e)上記回転炉内で上記ガス雰囲気中に存在する亜鉛蒸気の一部がZnOに酸化される工程と、f)廃ガスの温度及び組成は、この廃ガスのオートサーミック後燃焼が可能になるように調節される工程と、g)上記廃ガスが上記回転炉の外で空気の添加により完全に後燃焼される工程と、h)上記後燃焼された廃ガスが冷却かつ洗浄される工程と、i)上記回転炉から排出された固形物が冷却される工程とを特徴とする亜鉛、鉛及び酸化鉄を含む材料のウェルツ式再処理方法。
IPC (2件):
C22B 7/00 ,  C22B 7/02

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