特許
J-GLOBAL ID:200903024978903918

逆二層有機光伝導体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保田 千賀志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-221131
公開番号(公開出願番号):特開平8-062866
出願日: 1995年08月07日
公開日(公表日): 1996年03月08日
要約:
【要約】【課題】 電子写真プリンタ等に好適な正帯電有機光伝導体(OPC)とその製法を提供する。【解決方法】 基板16上の電荷輸送層14、電荷発生層12から成る逆二層OPC10で;発生層は染料/顔料の発生分子と第1バインダ分子から成り、輸送層はホール輸送分子と第2バインダ分子から成り、第1バインダは120°C未満のTgを持つ柔軟な熱可塑性/熱硬化性重合体から成り、第2バインダは該重合体に120°Cを越えるTgを与える硬い官能基を持つ重合体から成り、発生層と輸送層は第2バインダへの第1バインダの浸透による拡散領域24で隔てられる。a)非塩化溶剤中のホール輸送分子と第2バインダ分子の第1溶液を作り、第1溶液で基板をコートし、溶剤を蒸発させて基板上に輸送層を残存させ、b)非塩化溶剤中の発生分子と第1バインダ分子の第2溶液を作り、第2溶液を輸送層にコートし、溶剤を蒸発させて輸送層上に発生層を残存させ、且つ電荷発生層と電荷輸送層間に拡散領域を形成する。
請求項(抜粋):
基板(16)の表面上に形成された電荷輸送層(14)と、その上に形成された電荷発生層(12)とから構成される逆二層有機光伝導体(10)であって;前記電荷発生層(12)は、第1の構成マトリックスにおける、染料と顔料から成る群から選択された少なくとも1つの電荷発生分子種と、第1のバインダ分子とから成り、前記電荷輸送層(14)は、第2の構成マトリックスにおける、少なくとも1つのホール輸送分子種と、第2のバインダ分子とから成り、前記電荷発生層(12)における前記第1のバインダは、その熱可塑状態において約120°C未満のガラス転移温度を有する少なくとも1つの比較的柔軟な、熱可塑性又は熱硬化性の重合体から成り、前記電荷輸送層(14)における前記第2のバインダは、前記重合体に約120°Cを越えるガラス転移温度をもたらす硬い官能基を有する重合体から成り、前記電荷発生層(12)と前記電荷輸送層(14)とは、前記第2のバインダ中への前記第1のバインダの浸透によって構成される拡散領域(24)で隔てられている、ことを特徴とする逆二層有機光伝導体(10)。
IPC (2件):
G03G 5/05 101 ,  G03G 5/00 101

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