特許
J-GLOBAL ID:200903025035866076

中空品の射出成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 深見 久郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-076564
公開番号(公開出願番号):特開平6-285895
出願日: 1993年04月02日
公開日(公表日): 1994年10月11日
要約:
【要約】【目的】 塑性成形材料の射出成形の段階で、その内部に流体を注入することにより、中空品を得る射出成形方法において、射出の初期の段階で発生しやすい塑性成形材料のジェッティングを防止して、良好な品質の中空品を得る。【構成】 (1)得ようとする中空品の外形状に相関する内面を規定する主キャビティ12内にフロート18を配置し、(2)ゲート15を通して、塑性成形材料22を主キャビティ12に向かって射出し、これをピストン部20に衝突させながら、(3)空間形成部21が補助キャビティ13の終端に達するまでフロート18を補助キャビティ13方向へ移動させた後、(4)流体供給経路16を通して、流体を注入し、中空部24を形成するとともに、余った塑性成形材料22を穴19から補助キャビティ13側へ流出させる。
請求項(抜粋):
得ようとする中空品の外形状に相関する内面を規定する主キャビティおよび前記主キャビティに連なる補助キャビティを有するとともに、前記主キャビティの、前記補助キャビティが位置する側とは逆の端部において、前記主キャビティに連通するゲートおよび流体供給経路が設けられた金型を用意し、前記主キャビティから前記補助キャビティまで移動可能であり、穴が設けられたピストン部および前記ピストン部の一方側に空間を与えるようにピストン部に連結される空間形成部を備えるフロートを用意し、前記中空品の材料となる塑性成形材料を用意し、前記フロートを、前記ピストン部が前記ゲート側に向きかつ前記空間形成部が前記補助キャビティ側に向くように、前記主キャビティ内に配置し、その状態で、前記ゲートを通して、前記塑性成形材料を前記主キャビティに向かって射出し、それによって、射出された塑性成形材料を前記ピストン部に衝突させるとともに、前記空間形成部が前記補助キャビティの終端に達するまで前記フロートを前記補助キャビティ方向へ移動させ、次いで、前記流体供給経路を通して、流体を前記主キャビティ内の前記塑性成形材料の内部に注入し、それによって、前記塑性成形材料の内部に中空部を形成するとともに、前記流体の注入により前記主キャビティ内で余剰となった前記塑性成形材料を前記ピストン部の穴から前記補助キャビティ側へ流出させる、各工程を備える、中空品の射出成形方法。
IPC (4件):
B29C 45/00 ,  B29C 45/17 ,  B29C 49/06 ,  B29L 22:00

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