特許
J-GLOBAL ID:200903025073507705

自動車用冷房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八田 幹雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-337416
公開番号(公開出願番号):特開平11-170850
出願日: 1997年12月08日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】 車速の全範囲にわたり所望の流量と圧力の冷媒を安定的にかつ制御性良くエバポレータに案内しうるオリフィス部を有する自動車用冷房装置を提供する。【解決手段】 オリフィス部4bを大きい径のオリフィス32を持つメインチューブ30と小さい径のオリフィス41を持つインナーチューブ40の二重構造とし、インナーチューブ40を負荷によって決まる入口と出口の圧力差とスプリング50の弾撥力とのバランスにより進退移動させて、作用するオリフィス径を切り換える。インナーチューブ40には摺動部43を設けて、冷媒噴出時の先端の振れを防止する。また、第2オリフィス41と連通孔44の合計開口面積を冷媒導入通路42の開口面積以上として、インナーチューブ40通過時の冷媒の圧力降下をなくす。連通孔44は均等に三方向以上に振り分けて形成する。
請求項(抜粋):
冷凍サイクルの高圧側回路から低圧側回路に向かって循環しエバポレータ(5) に流入する冷媒を絞り膨脹させるオリフィス部(4) を設けてなる自動車用冷房装置において、前記オリフィス部(4) は、冷媒配管に固定されるメインチューブ(30)と、該メインチューブ(31)の収容室(31)内に軸心方向に進退移動自在に収容されるインナーチューブ(40)とを有し、前記メインチューブ(30)には、前記収容室(31)と前記低圧側回路とを連通し冷媒の絞り膨脹を行う第1オリフィス(32)が形成され、前記インナーチューブ(40)には、前記第1オリフィス(32)よりも小さい開口面積を有し冷媒の絞り膨脹を行う第2オリフィス(41)と、該第2オリフィス(41)よりも大きい開口面積を有し前記高圧側回路から圧送されてきた冷媒を前記第2オリフィス(41)に導く冷媒導入通路(42)と、前記収容室(31)の内周壁と摺動する摺動部(43)と、該摺動部(43)よりも低圧側に位置し前記冷媒導入通路(42)と前記収容室(31)とを連通する連通孔(44)とが形成され、前記インナーチューブ(40)は、前記収容室(31)から前記第1オリフィス(32)への冷媒流通路(35)を開閉し前記高圧側回路と前記低圧側回路との圧力差が所定値以上になると低圧側の方向に前進移動して前記冷媒流通路(35)を閉じ、前記第2オリフィス(41)と前記連通孔(44)の合計開口面積は前記冷媒導入通路(42)の開口面積以上であることを特徴とする自動車用冷房装置。
IPC (2件):
B60H 1/32 613 ,  F25B 41/06
FI (2件):
B60H 1/32 613 B ,  F25B 41/06 J
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭50-037049
  • 冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-057378   出願人:株式会社東芝
審査官引用 (2件)
  • 特開昭50-037049
  • 冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-057378   出願人:株式会社東芝

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