特許
J-GLOBAL ID:200903025079706211

硫化水素の電気化学的気相酸化法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-545207
公開番号(公開出願番号):特表2002-512429
出願日: 1999年04月16日
公開日(公表日): 2002年04月23日
要約:
【要約】本発明は、プロトン伝導性の固体状膜(17)の一方の側面および他方の側面にそれぞれ陽極室(15、42)および陰極室(16、41)を具有する電解セル(40)を使用することによってH2Sを気相での電気化学的酸化によって硫黄と水または水蒸気に変換する方法に関する。この方法は、H2S含有ガスが陽極室を経て触媒陽極と接触反応して元素状硫黄、プロトンおよび電子を生成する過程を含む。プロトンは陽極室から膜を経て陰極室へ移動する。酸素含有ガスは陰極室を経て触媒陰極と接触して電子と反応することによって水または水蒸気を生成する。この方法においては、陽極室と陰極室は少なくとも120°Cの温度と膜を湿潤状態に維持するのに十分な加圧に保持される。硫黄は液状または蒸気状で生成して陽極室から除去され、一方、水または水蒸気は陰極室から除去される。電流は陽極と陰極から取り出すことができる。該セルを電気分解方式によって作動させて硫黄と水素を生成させることもできる。
請求項(抜粋):
プロトン伝導性固体状膜の一方の側と他方の側にそれぞれ陽極室および陰極室を具有する電解セルを使用して硫化水素を硫黄と水もしくは水蒸気に変換する硫化水素の電気化学的気相酸化法であって、(i)硫化水素含有ガスを陽極室内へ誘導させて触媒陽極と接触反応させることによって元素状硫黄、プロトンおよび電子を生成させ、(ii)膜を通してプロトンを陽極室から陰極室へ誘導し、次いで(iii)陰極室を通して酸素含有ガスを触媒陰極と接触させてプロトンおよび電子と反応させることによって水を生成させるか、または陰極室内で水素を形成させることを含む硫化水素の電気化学的気体酸化法において、陽極室と陰極室を少なくとも120°Cの温度に維持すると共に膜を湿潤状態に保つのに十分な加圧状態に維持し、液状硫黄を陽極室から除去し、水もしくは水素を陰極室から除去することを特徴とする硫化水素の電気化学的気相酸化法。
IPC (7件):
H01M 8/06 ,  C01B 17/04 ,  C25B 1/00 ,  H01M 4/90 ,  H01M 4/92 ,  H01M 8/04 ,  H01M 8/10
FI (8件):
H01M 8/06 R ,  C01B 17/04 N ,  H01M 4/90 B ,  H01M 4/92 ,  H01M 8/04 K ,  H01M 8/04 A ,  H01M 8/10 ,  C25B 1/00 Z
Fターム (33件):
4K021AA01 ,  4K021AA09 ,  4K021BA01 ,  4K021BB04 ,  4K021CA12 ,  4K021CA13 ,  4K021DB05 ,  4K021DB11 ,  4K021DB18 ,  4K021DB19 ,  4K021DB20 ,  4K021DB31 ,  4K021DB53 ,  4K021DC03 ,  4K021DC15 ,  5H018AA00 ,  5H018AS01 ,  5H018BB03 ,  5H018EE02 ,  5H018EE03 ,  5H018EE04 ,  5H018EE05 ,  5H026AA00 ,  5H026BB00 ,  5H026BB02 ,  5H026CX04 ,  5H026EE05 ,  5H026EE19 ,  5H026HH08 ,  5H027AA00 ,  5H027KK01 ,  5H027KK46 ,  5H027MM02

前のページに戻る