特許
J-GLOBAL ID:200903025085376762
円柱セラミックインダクタの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
丸岡 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-292045
公開番号(公開出願番号):特開平6-120062
出願日: 1992年10月06日
公開日(公表日): 1994年04月28日
要約:
【要約】【目的】 インダクタの品質に影響を与えるデラミネーション等が発生せず、所望のコイル用導体が形成でき、かつ低コストで量産性に優れたセラミックインダクタの製造方法の提供。【構成】 セラミック磁性体から調製された円柱状ロッド6の全面に金属メッキ層7を形成し、このメッキ層7をレーザー加工でトリミングすることにより所定のスパイラル状コイル導体8を形成し、次いで別に準備した、磁性体材料と同質のセラミック坏土と一緒に押出し成形機に装入し、該円柱状ロッドを芯としてその外周をセラミック坏土で覆うようにして押出し成形し、得られた円柱状成形体をチップ素子に切断後、焼成及び端面への外部端子付与の各工程からなることを特徴とする。
請求項(抜粋):
(イ)フェライト磁性体にバインダーを加えて調製したセラミック原料を成形して所定の径を有する円柱状ロッドとし、該ロッドの表面に所定の厚さを有する金属メッキ層を形成し;(ロ)得られた金属メッキ層をレーザー加工によりトリミングすることにより、表面に複数のスパイラルコイルが一定の間隔で形成された円柱状ロッドを用意し;(ハ)前記磁性体と同質のセラミック坏土を収納するホッパー状の容器を有し、該容器の下部排出端に、前記表面にコイル導体が形成された円柱状ロッドの断面より若干大きい円形の断面をもつセラミック坏土押出し用の第1ノズルと、該第1ノズルの内側にあって、その端面も第1ノズルの端面より若干内側にくるように配置され、かつ前記セラミック坏土に圧力を加えて第1ノズルから坏土を押出すための押圧手段とを有してなる成形機を用意し;(ニ)成形機のクロスヘッド内を通して、第2ノズルから円柱状ロッドを送り出しながら、押圧手段により第1ノズルからセラミック坏土を押出し、これによって円柱状ロッドの全周に前記坏土を付着させながら押出し成形し、得られた所望の外径をもつ坏土被覆円柱状成形体を、前記隣接するスパイラルコイルの中間点に相当する切断面で切断して、焼成し、各焼成体の前記切断面に相当する両端面に外部電極を形成することからなることを特徴とする円柱セラミックインダクタの製造方法。
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