特許
J-GLOBAL ID:200903025091253915

広範囲の液体水準での気液混合操作

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-121755
公開番号(公開出願番号):特開平7-088345
出願日: 1991年04月25日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 単一の最適水準だけでなく、広範囲の液体水準にわたって有益な気体混合を実現することを可能ならしめる技術の開発。【構成】 容器1は積み重ねた上方及び下方ドラフトチューブ2、3を装備し、軸4が各チューブ内で上方及び下方羽根車6、7を駆動する。導管23から液体が給排され、オーバーヘッド空間25から気体を渦流作用によりチューブ内に吸入し、羽根車により下方に流送混合する。反応進行に伴い液体水準が上昇する。水準17では、気体吸入、流送及び混合は下方羽根車7により達成される。水準19では、気体吸入、流送及び混合は上方及び下方羽根車6、7により達成される。気液混合物が下方ドラフトチューブ3の下端から放出される。水素、酸素或いはその他の工業気体が混合容器内で広範囲の液体水準にわたって液体と混合されるべき多くの操作(例、ニトロベンゼンの水素化)有用である。
請求項(抜粋):
液体の深さが混合操作の過程を通して変化する状況下で混合容器内で気体及び液体を混合するための方法であって、(a)垂直に積み重ねられた2つ以上の羽根車-ドラフトチューブ組立体であって、各組立体が渦流の発生と混合容器内のオーバーヘッド気体空間から混合容器内に存在する液体中への気体の吸入のため軸流下向き流送羽根車手段を内部に配置した中空ドラフトチューブを備える羽根車-ドラフトチューブ組立体を有する混合容器におけるオーバーヘッド気体空間に供給気体を導入し、その場合、一番下に位置する羽根車-ドラフトチューブ組立体は気液混合操作中の最低液体水準より下方に位置づけられ、一番上に位置する羽根車-ドラフトチューブ組立体は気液混合操作中の最高液体水準より下方に位置づけられ、隣り合う2つのドラフトチューブにおいて下側のドラフトチューブは上側のドラフトチューブより両者間に流れスペースを生ぜしめて下側の羽根車-ドラフトチューブ組立体への液体の流れを許容するに十分下方に配置されるものとし、(b)前記羽根車手段を回転して、一番下に位置する羽根車-ドラフトチューブ組立体内をそして液体水準が混合容器内で上昇するにつれ高い側の位置の羽根車-ドラフトチューブ組立体内を下向きに流れ、一番下の羽根車-ドラフトチューブ組立体から放出された液体を羽根車-ドラフトチューブ組立体と混合容器壁との間の環状空間に通す液体循回を創成し、それにより渦流の発生とその結果としてのオーバーヘッド気体空間から循回液体中への気体の吸入をもたらし、(c)前記環状空間から隣り合うドラフトチューブ間の流れスペースへの液体の通入を容易とし、高い側のドラフトチューブから放出される液体の次に下側のドラフトチューブの入口から外れての半径方向散逸を防止し、上側のドラフトチューブからの放出流れを次の下方ドラフトチューブへの供給流れとするように液体流れを制御し、それにより液体水準が最低液体水準にあるとき、気体吸入が最下位置ドラフトチューブの入口における渦流吸入連行により起こり、そして液体流送、気体分散及び混合を該最下位置ドラフトチューブ内の羽根車手段により達成し、液体水準が気液混合操作中液体水準が変化するにつれ積み重ねられた羽根車-ドラフトチューブ組立体が気体吸入、液体流送、気体分散及び混合を有効に達成することを特徴とする気液混合方法。
IPC (3件):
B01F 3/04 ,  B01F 7/16 ,  B01J 10/00

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