特許
J-GLOBAL ID:200903025143515972

傾転ビ-ム車輪支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-212560
公開番号(公開出願番号):特開2000-313339
出願日: 2000年07月13日
公開日(公表日): 2000年11月14日
要約:
【要約】【課題】 平坦部および階段部走行用牽引車において、小型・軽量・簡素化を可能にする傾転ビ-ム車輪支持装置の採用によって、段差走行時における車輪の空転を避け、安全で安定した円滑な走行性能を得る。【解決手段】 傾転ビ-ム1の両端に車輪2a・2bを取付け、その中央に荷台受5aを軸支持し、浮揚車輪2a側に取っ手5bを軸支持して荷台受5aと取っ手5bをリンク6bで繋ぎ、荷台受5aと制動腕5cは一体にし、荷台8は取り替え可能とする。
請求項(抜粋):
傾転ビ-ム(1)の両端に車輪(2a、2b)が回転できるように軸支持した傾転ビ-ム車輪(1、2a、2b)を使用することによって車輪踏面は走行路面に接触して転動できるようにし、傾転ビ-ム中央部は段差角度に合わせた傾転を可能にし、傾転ビ-ム下面は段差転動時の車輪空転による衝撃力の緩和を図るために、車輪径を大きくするか、接地車輪数を増やすと摺動させなくても良いが、車輪径を小さくして二軸にした場合、階段踏面と蹴上げの角部を摺動させるようにし、フレ-ム(5)にビ-ム軸(3)で支持する。また、傾転ビ-ム車輪(1,2a、2b)はフレ-ム(5)の進行方向中央に1箇所、もしくは進行方向左右に2箇所、用途に応じて設置する。フレ-ム(5)は荷台支持部(5a)と牽引部(5b)で構成され、荷台(8)は用途に応じて取り替えて使用できるものとし、牽引部(5b)は段差走行の際に傾転ビ-ム車輪の片側(2a)を引き上げが出来る取っ手(5c)と段差での非常制動面(5d)を設け、引き上げ時に片方の車輪(2a)が浮揚できる車輪浮揚ばね(6a)および浮揚リンク(6b)機構を具備する。また、制動および停車は取っ手(5c)の力を抜くことによって荷台支持部(5a)と一体にした制動腕(5e)が積載荷重の重力で車輪を押しつけができるように構成されている。以上の特徴を持った小型軽量で簡素な構造で牽引車などに利用する傾転ビ-ム車輪支持装置。

前のページに戻る