特許
J-GLOBAL ID:200903025150731397

熱電素子の集合体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-132376
公開番号(公開出願番号):特開平7-307493
出願日: 1994年05月10日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【目的】 熱電素子を応用した冷却,加熱または排気ガスなどと常温の温度差を利用した発電装置などに使用するための2重管の間隙に熱電素子を収納した熱電素子の集合体におけるリング状の熱電素子の形状を改良して,部分品の高い寸法精度を必要とせず,簡単な方法で組み立てられるようにして,実用的な安価な熱電素子の集合体を実現する。【構成】 1.リング状の熱電素子に円周上に3箇所以上の切り欠きを設けて内側からタガ張り応力がかかった場合に分断されるような形状としておく。2.内部伝熱管と外部伝熱管との間隙にN形,P形の熱電素子を電気的に交互に直列接続しかつ伝熱管と電気的に絶縁するための銅帯付きの樹脂膜を挟んで挿入し,内部伝熱管の内側から機械的に拡管する事によってリング状の熱電素子を分断し,位置的に自由度を与え電気的,熱的に充分の密着度を得られるようにした。
請求項(抜粋):
【請求項 1】それぞれが所定の曲率の外径と内径を持ち,内側からタガ張り応力がかかった場合に分断されるような切り欠き部を3箇所以上設けたリング状のN形,P形の熱電素子を交互に多数用意し,縞状に銅のような電気伝導性の高い所定幅の金属箔の帯ををエッチングなどの方法で等間隔に取り付けたポリイミドなどのような耐熱性の良好な樹脂膜を,その銅帯が軸に直角になるように銅管など熱伝導性の高い伝熱管に銅帯を外周になるように巻き付けて,前記熱電素子のN形,P形の1対がそれぞれ1本の銅帯にのるように,縞と同じ間隔で配置し,その外周に前記樹脂膜と同様の樹脂膜を,同じくその銅帯が軸に直角かつ内周になるように,かつ,前記樹脂膜の銅帯の縞とピッチが半分ずれるように巻き付けて,前記銅管より直径の大きい伝熱管の内径にやや緩い状態で収納したのち,内部の前記伝熱管の内径を拡管機によって機械的に拡管し,前記リング状の熱電素子にタガ張り応力を作用させて切り欠き部から分断して,内部伝熱管,内部樹脂膜,分断された各熱電素子,外部樹脂膜,外部伝熱管を互いに拡管の際に生じる残存応力によって圧着させた状態で2重管の間隙に熱電素子を収納した事を特色とする熱電素子の集合体。
IPC (2件):
H01L 35/30 ,  H02N 3/00

前のページに戻る