特許
J-GLOBAL ID:200903025189316974

解重合法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-506396
公開番号(公開出願番号):特表平9-501458
出願日: 1994年06月09日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】水についての超臨界条件下又はほぼ超臨界条件下での選択的部分酸化でなり、超臨界水又はほぼ超臨界条件下の水を溶媒及び改質剤として使用する重合体の解重合法を、重合体を生成するために使用されていた単量体を比較的高い収率で得るために使用する。本発明は、有害な煙突放出物のない閉鎖酸化法において、価値ある重合体フィードストックを生成させるために重合体廃棄物質をリサイクルする環境にやさしい方法を提供する。当該方法に従ってリサイクルされる重合体は、全体の変化率に顕著な影響を及ぼすことなく、代表的な量の一般的な添加剤を含有していてもよい。
請求項(抜粋):
1 重合体物質を解重合して低分子量化合物を高収率で得る方法において、a)重合体物質、超臨界条件下又はほぼ超臨界条件下の水及び酸化剤の反応混合物を生成し、b)該混合物を超臨界条件下又はほぼ超臨界条件下で反応させて、前記重合体物質内に含有される重合体の選択的部分酸化を行うことを特徴とする、重合体物質の解重合法。2 請求項1記載の方法において、前記重合体物質が、ハロゲン、ニトリル基、ヒドロキシル基、フェニル基、カルボキシル基又はエステル基である強力な電子吸引基を有する付加重合体からなるものである、重合体物質の解重合法。3 請求項2記載の方法において、前記重合体物質が、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリレート又はポリアルキルアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリ環状オレフィン、ポリウレタン、ポリメタクリレート、ポリアセトアルデヒド、ポリホルムアルデヒド、ポリスチレン又はポリメチルメタクリレートである、重合体物質の解重合法。4 請求項3記載の方法において、反応を温度380〜450°C、圧力220〜270気圧で行い、酸化剤が酸素であり、使用量が超臨界水、酸化剤及び重合体物質の総容量に対して0.5〜30容量%である、重合体物質の解重合法。5 請求項3記載の方法において、重合体廃棄物質が無機添加剤を含有するものであり、前記重合体廃棄物質を粉砕し、これを流体と混合して、ポンプ送給可能な組成物を形成させ、反応混合物の形成前に前記ポンプ送給可能な組成物を予熱し、反応混合物から無機物質を沈殿させ、沈殿した物質を反応生成物から分離する工程をさらに包含する、重合体物質の解重合法。6 重合体物質を解重合して低分子量化合物を高収率で得る方法の反応生成物において、前記方法が、a)重合体物質、超臨界条件下又はほぼ超臨界条件下の水及び酸化剤の反応混合物を生成する工程、及びb)該混合物を超臨界条件下又はほぼ超臨界条件下で反応させる工程を包含してなる、重合体物質の解重合法の反応生成物。7 請求項6記載のものにおいて、重合体物質が、ハロゲン、ニトリル基、ヒドロキシル基、フェニル基、カルボキシル基又はエステル基である強力な電子吸引基を有する付加重合体からなるものである、重合体物質の解重合法の反応生成物。8 請求項7記載のものにおいて、重合体物質が、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリレート又はポリアルキルアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリ環状オレフィン、ポリウレタン、ポリメタクリレート、ポリアセトアルデヒド、ポリホルムアルデヒド、ポリスチレン又はポリメチルメタクリレートである、重合体の解重合法の反応生成物。9 請求項6記載のものにおいて、反応を温度200°C以上、圧力70気圧以上で行い、酸化剤が酸素であり、使用量が超臨界水、酸化剤及び重合体物質の総容積に対して0.5〜30容積%である、重合体の解重合法の反応生成物。10 請求項9記載のものにおいて、重合体物質がPVCであり、生成物が塩化ビニル少なくとも約5重量%及びジクロロエチレン少なくとも約10重量%からなるものである、重合体物質の解重合法の反応生成物。
IPC (2件):
C08J 11/10 ZAB ,  C10G 1/10 ZAB
FI (2件):
C08J 11/10 ZAB ,  C10G 1/10 ZAB
引用特許:
審査官引用 (2件)

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