特許
J-GLOBAL ID:200903025227725786

パイプコネクタ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-160252
公開番号(公開出願番号):特開平11-006591
出願日: 1997年06月17日
公開日(公表日): 1999年01月12日
要約:
【要約】【課題】 パイプコネクタ装置の外れを防止し、また係合部分の摩耗によりパイプに穴があいて液体が漏れることを防止する。【解決手段】 大径の保持部14を形成した側からコネクタ本体10内にパイプ20を挿入し、保持部内に設けたリテーナ30の抜止め爪部32aをパイプの第1環状突起22に係止して、パイプの離脱を防止し、これとは別にクリップ40によってもパイプの離脱を防止する。クリップ40は、保持部を収容可能なU字状中間部41と、その両端に一体的に形成された第1及び第2横壁42,43を備えており、各横壁にそれぞれ形成されて一側が外部に解放された第1及び第2係合凹面44a,45aをパイプの外面及びコネクタ本体の保持部よりも小径の部分に係合して、装着される。装着状態では第1横壁の内面がパイプに形成した第2環状突起23に当接することにより、パイプの離脱は防止される。
請求項(抜粋):
一端部に大径の保持部が形成された筒状のコネクタ本体と、根元部に第1環状突起を形成した先端部が前記保持部を通して前記コネクタ本体内に液密に挿入されるパイプと、前記保持部内に離脱不能に設けられ前記パイプの先端部が前記コネクタ本体内に所定位置まで挿入されることは許容するが同所定位置まで挿入された状態では前記第1環状突起に係止して前記パイプが前記コネクタ本体から離脱されることを阻止する抜止め爪部を有するリテーナと、このリテーナとは別に前記コネクタ本体に対する前記パイプの離脱方向の移動を阻止するクリップよりなるパイプコネクタ装置において、前記パイプには前記所定位置まで前記コネクタ本体内に挿入された状態において少なくとも一部が前記保持部よりも外側となる第2環状突起を形成し、前記クリップは前記保持部を収容可能なU字状中間部と、その両端に一体的に形成されて前記パイプの外面及び前記コネクタ本体の前記保持部よりも小径の部分にそれぞれ係合する第1及び第2係合凹面をそれぞれ有する第1及び第2横壁を備えると共に、前記第1横壁には前記第1係合凹面の両端部に連結されて同第1係合凹部を前記U字状中間部の解放側となる外部に解放する互いに平行な1対の第1案内面及びこれら第1係合凹面と第1案内面の間に設けられて前記パイプの自由な通過に抵抗を与える1対の第1内向き突起を形成し、前記第2横壁には前記第2係合凹面の両端部に連結されて同第2係合凹部を前記U字状中間部の解放側となる外部に解放する互いに平行な1対の第2案内面及びこれら第2係合凹面と第2案内面の間に設けられて前記コネクタ本体の小径の部分の自由な通過に抵抗を与える1対の第2内向き突起を形成してなり、前記クリップは、前記所定位置まで前記パイプを挿入した前記コネクタ本体の前記保持部を前記U字状中間部内に収容し、前記パイプの前記第2環状突起より外側の部分を前記第1係合凹面に係合し、前記コネクタ本体の前記保持部より小径の部分を前記第2係合凹面に係合して装着することにより、前記第1環状突起が前記抜止め爪部に当接する前に前記第2環状突起を前記第1係合凹面の周辺となる前記第1横壁の内面に当接させて前記コネクタ本体に対する前記パイプの離脱方向の移動を阻止することを特徴とするパイプコネクタ装置。

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