特許
J-GLOBAL ID:200903025243330791

リジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和田 憲治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-219667
公開番号(公開出願番号):特開平6-081036
出願日: 1992年07月27日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【目的】 リジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板を表面性状と製造性を向上させながら製造する。【構成】 熱間加工温度域でフエライト+オーステナイトの2相組織を呈するフエライト系ステンレス鋼を,粗熱間圧延および仕上熱間圧延を経て熱延鋼帯となし,冷間圧延と焼鈍を組み合わせて冷延鋼板または鋼帯を製造するさいに,本文記載の(1)式で示されるγmaxが35以上で80以下となるように化学成分をバランスさせたフエライト系ステンレス鋼のスラブ製造し,このスラブを1150〜1250°Cに加熱して粗熱間圧延を開始し,仕上圧延出側速度が 7.0 m/s以上でかつ仕上圧延出側温度が 860°C以上で仕上熱間圧延を終了し,650 °C以上で巻き取る。【効果】 より多量のオーステナイト相がフエライト相と共存した状態で高温・高速熱延されとフエライト相の細分化とひずみ蓄積が促進され, その結果,表面性状および製造性を確保しつつ,リジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板が得られる。
請求項(抜粋):
熱間加工温度域でフエライト+オーステナイトの2相組織を呈するフエライト系ステンレス鋼を,粗熱間圧延および仕上熱間圧延を経て熱延鋼帯となし,冷間圧延と焼鈍を組み合わせて冷延鋼板または鋼帯を製造するさいに,下記の(1)式で示されるγmaxが35以上で80以下となるように化学成分をバランスさせたフエライト系ステンレス鋼のスラブを製造し,このスラブを1150〜1250°Cに加熱して粗熱間圧延を開始し,仕上圧延出側速度が 7.0 m/s以上でかつ仕上圧延出側温度が 860°C以上で仕上熱間圧延を終了し,650 °C以上で巻き取ることを特徴とするリジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板の製造法。 γmax =420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+7(%Mn)-11.5(%Cr) -11.5(%Si)-23(%V)-49(%Ti)-50(%Nb)-50(%Zr) +189 ・・(1)
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/18

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