特許
J-GLOBAL ID:200903025268740250

エチレンオキシドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八田 幹雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-234749
公開番号(公開出願番号):特開平5-194452
出願日: 1992年09月02日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、熱効率が高くかつ反応器の耐久性の優れ、アセトアルデヒドへの異性化反応抑制効果の大きいエチレンオキシドの製造方法を提供することを目的とする。【構成】 エチレンを分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化してエチレンオキシドを製造する方法において予熱部および反応部と冷却部とを仕切り板により二つに仕切りかつ両部を多数の反応管が貫通してなる反応器の冷却部に冷却用熱水を供給し、該冷却部より排出した熱水の一部を気液分離槽に送り、残部は前記冷却用熱水とともに該冷却部へリサイクルし、気液分離槽で分離された熱水は反応部に供給して酸化反応熱を除去し、排出した気液混相状態の熱水を気液分離槽に循環する方法。【効果】 不純物であるアセトアルデヒドへの異性化反応を抑制する効果が大きく、しかも熱効率に優れ、仕切板との耐久性が良好である。
請求項(抜粋):
エチレンを分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化してエチレンオキシドを製造する方法において、シエル、上部管板、下部管板、反応部のシエル側と冷却部のシエル側を仕切る仕切板および多数の反応管で構成され、かつ該反応管の入口部に不活性充填物を充填した予熱部、該反応管の入口部と出口部の間に銀触媒を充填した反応部、反応管の出口部に不活性充填物を充填した冷却部を設けた縦型多管式熱交換型反応器の冷却部に、温度100〜150°Cの熱水を第1の熱水供給導管を通して供給し、該冷却部の200〜300°Cの反応生成ガスの通る反応管の外側と接触させ、エチレン、エチレンオキシド、酸素等を含む反応生成ガスと熱交換した200〜250°Cの熱水を第1の熱水排出導管を通して一部は気液分離槽に送り、残部は前記冷却部にポンプにて循環供給し、前記気液分離槽で分離した熱水は第2の熱水供給導管を通して反応部に導入し、該反応部の反応管の外側と接触させて反応熱を奪い、反応部で沸騰した気液混相状態の熱水は予熱部の反応管の外側と接触させ、原料ガスを予熱し、第2の熱水排出導管を通して気液分離槽に自然循環することを特徴とするエチレンオキシドの製造方法。
IPC (2件):
C07D301/10 ,  C07D303/04

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