特許
J-GLOBAL ID:200903025283939012

りん酸型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-308156
公開番号(公開出願番号):特開平11-144746
出願日: 1997年11月11日
公開日(公表日): 1999年05月28日
要約:
【要約】【課題】マニホールドのリターン部へのリン酸の飛散、凝縮が回避され、各単電池のリン酸量が確保されて長期間安定して運転できるものとする。【解決手段】燃料電極基板に、リブによって第1流路31、第2流路32、第3流路33を形成し、シール部材14bによって燃料排出側マニホールド22と隔てられた位置にリブ切除部41を、またシール部材14aによって燃料供給側マニホールド21と隔てられた位置にリブ切除部42を設け、これらのリブ切除部を用いて上記の3つの流路を連結してリターンフロー方式のガス流路を構成する。
請求項(抜粋):
りん酸を保持した方形平板状のマトリックス層を燃料電極と酸化剤電極により挟持し、さらにその両外面にガス通流溝を備えた電極基材を配して単電池を構成し、該単電池を、ガス不透過性材料よりなるセパレータを介し、さらに適宜冷却板を介装して、複数個積層して直方体状の電池積層体を形成し、その側面にそれぞれガスマニホールドを配して、燃料電極に相対する電極基材のガス通流溝に燃料ガスを、また酸化剤電極に相対する電極基材のガス通流溝に酸化剤ガスを通流させて電気化学反応により電気エネルギを得るりん酸型燃料電池において、前記の燃料電極に相対する電極基材と酸化剤電極に相対する電極基材のうち、少なくともいずれか一方の電極基材が、前記各ガスを同一面内で複数回往復させて流すリターンフロー方式のガス流路を有し、かつ、前記各ガスをガスマニホールドへ排出させることなくガス通流方向を反転させる折り返し部を有することを特徴とするりん酸型燃料電池。

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