特許
J-GLOBAL ID:200903025325301757

複数部位走化性試験装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-516273
公開番号(公開出願番号):特表平8-505530
出願日: 1994年01月05日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】表面張力、毛細管作用、及び疎水性作用を使用して細胞懸濁物、走化性因子、及びコントロール流体を膜フィルター及び走化性プレートの両方の上の所定の位置に保持する簡単な走化性装置及び方法。1つの態様においては、走化性因子及びコントロールは下部プレート(97)上の上部表面の予め選択された領域におかれ、膜フィルター(101)は上部にある細胞懸濁物とともに下部プレート(97)の上に置かれ、走化性因子及びコントロールの液滴が、細胞懸濁物の位置の直下でフィルター膜(101)に接触するようにされる。他の態様においては、下部プレート(97)上の予め選択された位置は縁付きウェル(98)であり、これらは走化性因子(105-1)及びコントロール(105-2)により充填される。疎水性コーティング(109)を使用してフィルター膜(101)及び下部プレート(97)上の流体を動きを制限する。好ましい態様においては、閉塞物質あるいは細胞の単層を使用して重力による流体の流れをさらに制限する。
請求項(抜粋):
(a)周辺部を有する上面及び下面を有する少なくとも1の下部プレートを用意し、 (b)予め選択された位置の第1のセットにおいて前記少なくとも1の下部プレートの上面上に走化性因子の液滴を置き、 (c)予め選択された位置の第2のセットにおいて前記少なくとも1の下部プレートの上面上にコントロールの液滴を置き、 (d)前記少なくとも1の下部プレートの上面の上に上面と下面を有する少なくとも1のフレーム付き膜フィルターを置き、前記走化性因子の液滴及びコントロールの液滴が前記少なくとも1のフレーム付き膜フィルターの下面に接触するようにし、 (e)細胞懸濁物の液滴を、前記少なくとも1の下部プレートの上面上の予め選択された位置の第1及び第2のセットの直上の予め選択されたフィルター位置において前記少なくとも1のフレーム付き膜フィルターの上面に置き、 (f)表面張力が重力と平衡に達し、それにより走化性因子濃度勾配が形成されるのに少なくとも十分な時間、前記少なくとも1のフレーム付き膜フィルターをインキュベートし、 (g)走化性因子濃度勾配及びコントロールに対する細胞懸濁物の反応を測定すること、 を含む走化性試験を行う方法。
IPC (3件):
C12Q 1/04 ,  C12M 1/34 ,  C12M 3/00

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