特許
J-GLOBAL ID:200903025337300497

内燃機関の燃料噴射量制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-297470
公開番号(公開出願番号):特開平7-127496
出願日: 1993年11月02日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 吸気管内の燃料付着特性として、輸送遅れを表すパラメータを用いて噴射量を演算する際に、始動直後や燃料カット復帰直後のような大きく運転状態が変化する場合においても、安定した噴射量を供給できる内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供する。【構成】 内燃機関は、吸気管2に噴射された燃料が直接に燃焼室に吸入される割合である直接率Aと、吸気管2内に残留する噴射された燃料が蒸発してから遅れて燃焼室に吸入される割合である輸送遅れ率1/Tとから燃料量を決定する物理モデルを構築し、この物理モデルに則って燃料噴射量を演算する。始動直後や燃料カット復帰直後等の過渡状態のように直接率Aと輸送遅れ率1/Tにより演算される燃料噴射量が不安定となる領域では、直接率Aの下限値ALMTL0を増加修正して前記演算される燃料噴射量が安定領域内になるようにリミット処理する。
請求項(抜粋):
内燃機関の運転状態に応じて、燃焼室に供給される目標燃料量を演算する目標燃料量演算手段と、前記内燃機関の運転状態に応じて吸気通路内の燃料付着特性を表すパラメータを演算するパラメータ演算手段と、該燃料付着特性を表すパラメータに基づいて、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量のうち、燃焼室に直接に吸入される第1の燃料量と、前記吸気通路の壁面に付着している燃料量が蒸発して前記燃焼室に吸入される第2の燃料量とを演算する燃料量演算手段と、該第1の燃料量および第2の燃料量に基づき、前記吸気通路に付着する燃料量を補正して前記燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段とを備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置において、前記燃料噴射量演算手段によって演算される前記燃料噴射量の前記目標燃料量に対する収束が不安定になる所定運転状態を検出する運転状態検出手段と、該検出される所定運転状態では前記燃料付着特性を表すパラメータを修正して前記燃料噴射量の収束を安定にするパラメータ修正手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。
IPC (3件):
F02D 41/04 330 ,  F02D 41/04 ,  F02D 41/32
引用特許:
審査官引用 (2件)

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