特許
J-GLOBAL ID:200903025355761213

安定化された芳香族ポリカーボネート組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-015518
公開番号(公開出願番号):特開平11-209597
出願日: 1998年01月28日
公開日(公表日): 1999年08月03日
要約:
【要約】【課題】 短期的、長期的な安定性、すなわち溶融成形時の着色、分子量低下、黒色異物の生成、あるいは、熱水又は水蒸気雰囲気下での耐加水分解性が良好な安定化された芳香族ポリカーボネート組成物を得る。さらに金型成形を行った場合の金型の汚れが少なく精密成形に好適で成形操作効率の良好な芳香族ポリカーボネート組成物を得る。【解決手段】 芳香族ジオールと炭酸ジエステルとを、塩基性窒素化合物及びアルカリ金属化合物を含有するエステル交換触媒の存在下、溶融重縮合せしめて得られた芳香族ポリカーボネート100重量部と、A成分;スルホン酸化合物1*10-6〜0.1重量部,B成分;下記式(1)で表わされる5-t-ブチル-3-メチル-4-ヒドロキシフェニル基を分子内に少なくとも1つ有するフェノール系酸化防止剤 0.0005〜0.05重量部,及びC成分;ジヒドロオキサフォスファフェナンスレン系りん化合物 0.0005〜0.05重量部,とから成る安定化された芳香族ポリカーボネート組成物を得る。
請求項(抜粋):
芳香族ジオールと炭酸ジエステルとを、塩基性窒素化合物及びアルカリ金属化合物を含有するエステル交換触媒の存在下、溶融重縮合せしめて得られた芳香族ポリカーボネート100重量部とA成分;スルホン酸化合物 1*10-6〜0.1重量部,B成分;下記式(1)で表わされる5-t-ブチル-3-メチル-4-ヒドロキシフェニル基【化1】(式中R1は水素原子又はメチル、エチル、プロピル、ブチルまたはペンチル基等の炭素数1〜6のアルキル基を表し、Xは炭素数1〜6の低級アルキレンカルボニルオキシ基、または炭素数1〜6の低級アルキレン基を表、又nは2又は3を表し、nが2の場合;R2は残基内に酸素原子を含有していても良い炭素数2〜16の2価のアルコール残基を、nが3の場合;R2は,イソシアヌル酸残基を表す。)を分子内に少なくとも1つ有するフェノール系酸化防止剤 0.0005〜0.05重量部,及びC成分;下記式(2)【化2】(式中R3、及びR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、炭素数1〜10の置換されていても良い炭化水素基を表す。)で表わされるジヒドロオキサフォスファフェナンスレン系りん化合物 0.0005〜0.05重量部,とから成る、安定化された芳香族ポリカーボネート組成物。
IPC (6件):
C08L 69/00 ,  C08G 64/04 ,  C08K 5/00 ,  C08K 5:42 ,  C08K 5:13 ,  C08K 5:53
FI (3件):
C08L 69/00 ,  C08G 64/04 ,  C08K 5/00

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