特許
J-GLOBAL ID:200903025370993600

能動型サスペンション

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平田 義則 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-037002
公開番号(公開出願番号):特開平6-247127
出願日: 1993年02月25日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【目的】 ポンプの消費エネルギの低減を図り、さらに、ポンプ容量不足時の車高低下・姿勢変化の抑制と、長時間駐車時の車高低下防止と、最低車高付近まで低下した状態におけるエンジン始動時の急激な姿勢変動抑制とを、高価なバルブを用いることなく達成すること。【構成】 高圧貯留機構eに作動流体を吐出する高圧側ポンプbの吸引側に、制御弁fの排出流体を貯留する低圧貯留機構kを設け、高圧貯留機構eの流体圧が目標設定圧未満になると停止目標圧を越えるまで高圧側ポンプbを吐出駆動させる高圧側ポンプ駆動制御手段nを設け、両貯留機構k,eの流体圧平均値と予め設定した中立圧域とを比較し、平均値が中立下限圧未満であれば低圧側ポンプpを吐出駆動させる一方、平均値が中立上限圧を越えれば低圧側ポンプpの吐出駆動を停止させる低圧側ポンプ駆動制御手段hを設けた。
請求項(抜粋):
車体と各車輪との間にそれぞれ介装されて、両者の間隔を変更可能な流体アクチュエータと、高圧側ポンプから前記流体アクチュエータへ供給する吐出作動流体を高圧で貯留する高圧貯留手段およびこの高圧貯留手段から高圧側ポンプへの逆流を防止するチェックバルブを有した高圧貯留機構と、この高圧貯留機構と流体アクチュエータとの間に介在されて、各流体アクチュエータへの作動流体供給量および各流体アクチュエータからの作動流体排出量を個別に制御する制御弁と、この制御弁の作動を車体の姿勢変化に関する入力に基づいて制御する姿勢制御手段と、前記高圧貯留機構の流体圧を、その時の車体の姿勢に関する入力に応じて設定したその時に流体アクチュエータで必要な最大流体圧以上の圧力域である目標圧域に制御すべく、前記高圧貯留機構の流体圧を検出し、この検出圧力が目標圧域の下限圧である目標設定圧未満であれば高圧側ポンプを吐出駆動させる一方、検出圧力が目標圧域の上限圧である停止目標圧を越えれば高圧側ポンプの吐出駆動を停止させる高圧側ポンプ駆動制御手段と、前記高圧側ポンプの吸入側,制御弁の排出側ならびに前記高圧側ポンプよりも低圧の吐出圧の低圧側ポンプの吐出側に接続され、前記高圧貯留手段よりも低圧の所定圧で作動流体を貯留する低圧貯留手段、および、この低圧貯留手段から低圧側ポンプへの逆流を防止するチェックバルブを有した低圧貯留機構と、この低圧貯留機構の流体圧と前記高圧貯留機構の流体圧の平均値を検出し、この平均値と車重を支持可能な流体圧以上の圧力域である予め設定した中立圧域とを比較し、前記平均値が中立圧域の下限値である中立下限圧未満であれば前記低圧側ポンプを吐出駆動させる一方、平均値が前記中立圧域の上限圧である中立上限圧を越えれば低圧側ポンプの吐出駆動を停止させる低圧側ポンプ駆動制御手段とを備えていることを特徴とする能動型サスペンション。

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