特許
J-GLOBAL ID:200903025401409112

噴射可能廃油焼却システムと噴射不能廃油焼却システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山上 正晴
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-216644
公開番号(公開出願番号):特開平10-047637
出願日: 1996年07月29日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】 廃油を無煙、無臭で完全焼却する。【解決手段】 霧状に噴射可能な廃油41が循環する廃油タンク13、補助燃料容器23、焼却炉1、制御部27からなり、焼却炉は、下向きに旋回する空気を送られる上燃焼室4a、逆向きに旋回する空気を送られ、噴射ノズル10で廃油を、給油パイプ11で補助燃料42を送られる下燃焼室を備え、制御部は、焼却初期に補助燃料を、混合燃焼温度で廃油と補助燃料を、完全焼却温度で廃油を燃焼させる。噴射不能な廃油は、噴射ノズルに替わる注入パイプで高粘度用ポンプを介して下燃焼室の加熱板に送り、焼却初期は補助燃料で、完全焼却温度で加熱した加熱板で廃油を溶かしつつ補助燃料と混合燃焼させる。下燃焼室の火炎は上燃焼室の下向き旋回気流で押さえらるので、高温で廃油が焼却される。
請求項(抜粋):
霧状に噴射可能な廃油を収容する廃油タンクと、補助燃料を収容する補助燃料容器と、焼却炉と、制御部とから構成され、廃油タンクは、底部から下方へ突設した水溜と廃油タンクの上部と水溜とを、ポンプ、三方弁を介して、廃油タンク内の廃油が循環可能に接続されて、廃油タンク内を攪拌する上攪拌羽根と、水溜内を攪拌する下攪拌羽根とが設けられており、焼却炉は、外筒と内筒との間は隔壁により上下に二分されて、それぞれ加圧空気を送り込まれる上空気室と下空気室とを形成し、隔壁付近から上方の外側へ斜降する円錐台筒状の上内筒の内部は上燃焼室を、隔壁付近から下方の円筒状の下内筒の内部は下燃焼室を形成しており、上内筒には上燃焼室へ送られる空気を下向きに旋回させる上噴気孔群を、下内筒には下燃焼室へ送られる空気を前記方向と逆方向へ旋回させる下噴気孔群を設けるとともに、三方弁を介して送られた廃油を下燃焼室へ高圧空気で霧状にして噴射する噴射ノズルと、補助燃料容器から送られた補助燃料を下燃焼室へ送る補助燃料パイプとが設けられ、制御部は、温度センサの検出した下燃料室の温度信号により、廃油焼却初期では補助燃料を燃焼させ、混合燃焼温度に達すると廃油と補助燃料との混合燃焼をさせたのち、完全焼却温度に達すると廃油のみを燃焼させ、完全焼却温度以下になると前記混合燃焼をさせて完全焼却温度を維持させる噴射可能廃油焼却システム。
IPC (5件):
F23G 7/05 ZAB ,  F23G 7/05 ,  F23G 5/12 ZAB ,  F23K 5/08 ,  F23K 5/14 501
FI (5件):
F23G 7/05 ZAB G ,  F23G 7/05 ZAB C ,  F23G 5/12 ZAB ,  F23K 5/08 A ,  F23K 5/14 501 Z

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