特許
J-GLOBAL ID:200903025533272698

溶射方法、溶射層を摺動面とする摺動部材の製造方法、ピストンおよびピストンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-339901
公開番号(公開出願番号):特開平8-054060
出願日: 1994年12月29日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】耐摩耗性に優れた溶射層を摺動面とする摺動部材の製造方法およびピストンを提供する。【構成】摺動部材の製造方法は、構造材料で作られた本体部1の少なくとも一部表面に粒状の溶射材を少なくとも部分的に溶融状態で摺動面に対して平行もしくは斜め方向に吹きつけ、溶射材を摺動面を含む方向に堆積させて溶射層2を形成し、次に溶射層2の堆積方向に研削もしくは切削して溶射層の堆積断面を摺動面とする。ピストンは、リング溝3より幅広の幅広溝11を持つピストン本体1と、この幅広溝11内にその外周面に対して斜め方向から溶射され溶射材の溶融温度の低い成分が多くなったが下方溶射層21と外周面に対して垂直方向に溶射され溶射材の溶融温度の高い成分が多くなった幅広溝11の深さ方向に堆積した上方溶射層22からなる溶射層2と、この上方溶射層22の積層方向に研削もしくは切削して形成されたリング溝3とを持つ。
請求項(抜粋):
溶射材を溶射層を形成すべき基材表面に溶射して該基材表面に溶射層を形成する溶射方法であって、該溶射材は溶融温度の異なる2種類以上の溶射粒子からなり、該溶射層を形成すべき該基材表面と溶射方向とのなす溶射角度を溶射初期において小さくその後溶射角度を大きくし、該基材表面に近い該溶射層の下方部分を該基材表面より遠い該溶射層の上方部分より溶融温度の低い溶射粒子で形成された材質の割合を多く溶融温度の高い溶融粒子で形成された材質の割合を少なくした溶射層を形成することを特徴とする溶射方法。
IPC (5件):
F16J 1/01 ,  F02F 3/00 ,  F02F 3/10 ,  F16J 9/00 ,  C23C 4/12
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭61-166962
  • 特開昭60-208468
  • 特公昭50-004330
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