特許
J-GLOBAL ID:200903025552206906

カラー陰極線管

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-120748
公開番号(公開出願番号):特開平11-144641
出願日: 1998年04月30日
公開日(公表日): 1999年05月28日
要約:
【要約】【課題】インライン電子銃を具備した陰極線管の画面の全域で良好な解像度を得る。【解決手段】集束電極4を第1の集束電圧を印加する第1種の集束電極群43、45と第2の集束電圧が印加される第2種の集束電極群44、46から構成し、第1種と第2種の集束電極群の間に像面湾曲レンズと静電四重極レンズを形成し、像面湾曲レンズを形成する第1種の集束電極群に属する電極45と第2種の集束電極群に属する電極46の水平方向に配列される3個の電子ビーム通過孔のうち、外側電子ビーム通過孔は電子ビームの偏向量の増大と共に外側電子ビームを中央電子ビーム方向へ偏向するように第1種の集束電極群に属する電極46の外側電子ビーム通過孔の実質的中心に対して第2種の集束電極群に属する電極の外側電子ビーム通過孔451 の実質的中心が水平面上で偏位し、静電四重極レンズは外側電子ビームに作用するレンズ強度と中央電子ビームに作用するレンズ強度を異ならせた。
請求項(抜粋):
水平方向に配列された3本の電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、前記電子ビームをそれぞれ蛍光面に集束させる主レンズ部とを有する電子銃と、前記3本の電子ビームを蛍光面上で水平方向および垂直方向の両方向に走査させるための偏向ヨークとを少なくとも具備したカラー陰極線管において、前記電子銃の主レンズ部は、アノード電圧が印加される陽極と、第1の集束電圧が印加される第1種の集束電極群と、第2の集束電圧が印加される第2種の集束電極群とからなり、前記第2の集束電圧は一定電圧に電子ビームの偏向量に応じて変化する電圧が重畳され、前記第1種の集束電極群と前記第2種の集束電極群の間に、電子ビームを水平方向および垂直方向の両方向に集束する像面湾曲補正レンズと、電子ビームを水平方向あるいは垂直方向のいずれか一方向に集束すると共に他の一方に発散する静電四重極レンズとの少なくとも2つの電子レンズが形成され、前記像面湾曲レンズを形成する電極には夫々3個の電子ビーム通過孔が設けられ、第1種の集束電極の外側電子ビーム通過孔の中心は、第2種の集束電極の外側電子ビーム通過孔の中心に対して水平方向に偏位した位置にあり、前記静電四重極レンズの強度は、外側電子ビームに作用するレンズと中央電子ビームに作用するレンズとで異なることを特徴とする電子銃を備えたカラー陰極線管。

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