特許
J-GLOBAL ID:200903025555480413

フラクタル格子を用いた画像情報変換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-166372
公開番号(公開出願番号):特開平8-016772
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 変換対象となる画像Pを、自然なゆらぎをもった画像Qに変換する。【構成】 人為的に発生した木目模様が描かれた画像Pに基づいて、より自然な木目模様が表現された画像Qを得るために、所定のスカラー値を自己相似的に二次元平面上に分布させた二次元フラクタル格子Fを用意する。画像Q内の位置(x,y)にある画素Q(x,y)の画素値を、次のようにして求める。まず、フラクタル格子F内の位置(x,y)に定義されたスカラー値Sを求め、このスカラー値Sに基づいて変位量dを決定する。続いて、画像P内の位置(x+d,y)にある画素P(x+d,y)を参照画素として特定し、この参照画素の画素値Zを求め、この画素値Zを画素Q(x,y)の画素値とする。画像Q内のすべての画素について、この方法により画素値を決定すれば、画像Qが得られる。
請求項(抜粋):
所定の画素値をもつ画素を空間的に配列することにより所定の画像を表現した第1の画像情報を、前記画像を歪ませて表現した第2の画像情報に変換する画像情報変換方法において、所定のスカラー値を自己相似的に個々の格子点に定義したフラクタル格子を用意し、前記第2の画像情報を構成する個々の画素を、前記フラクタル格子の空間的に対応する位置に存在する格子点に対応づける段階と、前記第2の画像情報を構成する個々の画素について、対応する格子点に定義されたスカラー値を認識し、この認識したスカラー値に応じた変位量を決定する段階と、前記第2の画像情報を構成する個々の画素について、前記第1の画像情報を構成する画素のうち空間的に対応する位置に存在する空間的対応画素を認識し、この空間的対応画素に対して前記変位量だけ隔たった位置に存在する画素を参照画素として特定する段階と、前記第2の画像情報を構成する個々の画素に対して、前記参照画素のもつ画素値を付与することにより前記第2の画像情報を完成させる段階と、を有することを特徴とするフラクタル格子を用いた画像情報変換方法。
IPC (3件):
G06T 5/00 ,  G06T 3/00 ,  G06T 11/00
FI (3件):
G06F 15/68 ,  G06F 15/66 340 ,  G06F 15/72 350

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